0258学-まなぶ
筆者:miki 
2010年6月30日 7時34分
「冬の稲妻」 作詞:谷村新司 作曲:堀内孝雄 歌:アリス
先の「it’s too late」が別れる別れないの陰々滅々な修羅場の歌だとすれば、こちらはなんともすっぱっとした別れ方。軽快なアップテンポの曲が深刻な内容を感じさせません。
「稲妻のように私の心引き裂いた」り、「体を突き抜けた」りするのはタダゴトではありません。でも、結局「忘れない、あなたが残していった傷跡だけは」というところに落ち着くんですね。失恋の歌なのですが、曲の調子は少しも怨みがましいものではなく、むしろ、「ふられてショックだったけれど、今となってはいい思い出」っていう、前向きな姿勢さえ感じさせてくれます。
最初から狙っていたんでしょうけれど、歌詞の内容と曲の雰囲気が正反対でありながら、これほどぴったりマッチしているのは他にあるとは思えません。決め台詞のように繰り返される「You’re rolling thunder」。よくよく考えてみればなんだか変な気もするこのフレーズが、曲の中では実にカッコよく響きます。
昨年の第60回NHK紅白歌合戦でひさしぶりにアリスの姿を見ました。持ち歌はアリス大ヒット曲「チャンピオン」でした。この曲を収録したアルバムもビッグセールスになったと記憶しています。なにせ、ぼくのところにありますから。
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