0258学-まなぶ
筆者:miki 
2007年7月9日 20時55分
恋のダイヤル6700(’73年)
SIDE‐A恋のダイヤル6700
SIDE‐B初めてのクラス会
「りん、りん、りりん、りり、りりん」のフレーズは一度聞くとしばらく耳にこだますほど、印象が強かった。『恋のダイヤル6700』には他にもキャッチ―な仕掛けが満載だった。電話のベルが響くと「ボッツ」というノイズで相手が受話器をとるスチェーションが再現されていたが、これはつらつら考えると実にあざとい組み合わせだ。この後に「ハロー、ダーリン」とつづく、無国籍風なセリフも歌にぴったりはまっていた。電話番号が6700となった理由はわからないが、とにかく英語読みにしたのは新鮮だったし、「ゼロゼロ」ではなく「オーオー」だったのも珍しかった。
何より印象に残ったのはイントネーションをわざと逆にしたフレーズだ。NHKの朝の連続ドラマ「ひらり」の主題歌になった『晴れたらいいね』でドリカムが意識的にやっていたのが、思い出される。フィンガー5は「あなたが好き、死ぬほど好き」のフレーズで、思いっきり「す」を強調して歌った。「あなたがすぅうきぃー、しぬほどすぅうきぃー」と聞こえたのだが、この微妙なずれが心地よかった。当然のことながら、この曲はデビュー曲の『個人授業』と並ぶビッグヒットとなった。
フィンガー5はいうまでもなく5人兄弟のグループだった。晃さんがメインボーカルをとり、ボーイソプラノとでも言うのだろうか、高いキーの歌声が耳をひきつけた。彼がトレードマークとしたトンボめがねは以前からあったものだが、彼がファッションとしたことで、多くの人が知るようになったはずだ。
フィンガー5の人気は晃さんの声変わりを大きなきっかけとして、下降していった。その後親戚の男の子を加盟させたりしたのだが、ヒット曲に恵まれず、ブラウン管から次第に姿を消していった。
'88年に人気絶大なアイドル、キョンキョンこと小泉今日子さんが、『学園天国』をカバーしたときにはフィンガー5が懐かしく思い出された。カバー曲はオリジナル曲を越えられないことがほとんどだそうで、私の軍配もフィンガー5に上がる。もっともオリジナル曲をリアルタイムで体験しているせいなのかもしれないが。
学園天国(’74年)
SIDE‐A学園天国
SIDE‐Bフィンガー5のテーマ
ジャンル:学 カテゴリ:全般 地域:全地域
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