0258食-たべる
筆者:miki 
2010年5月24日 16時20分
三条・燕背脂ラーメンの特徴は極太麺、背脂、煮干しの効いたこってり醤油スープだと言っていいでしょう。元祖は残念ながらすでに閉店した燕の福来亭。同じ燕の杭州飯店も元祖と並び称された店で、開店当時の味を守っています。
現在背油ラーメンを提供するお店はたくさんあります。オリジナリティーに忠実なお店。基本は守りながら独自色を打ち出そうとする店。その分類からすると、長岡の安福亭は後のほうに入るでしょう。
ところで、三条・燕の背脂ラーメンのユニークさはトッピングの薬味にも表れています。長ネギのかわりに、みじん切りの玉ネギを使うのもこのラーメンならです。しかも、予想外にマッチします。玉ネギの特有の甘さと辛さそして心地よい食感が、濃厚なスープに合います。
玉ネギの薬味を長ネギに替えているお店も少なくないですが、長岡の安福亭は意識的に長ネギへ替えたと思います。
小口切りとの細切りにした2種類の長ネギを用意し、さらに無料にしたこと。安福亭はこうしたネギをサービスすることで、長岡が背脂ラーメンが大いに受け入れられると判断したと思います。
まず目の前の背脂ラーメンにネギを加えることで、安福亭でラーメンをたべる楽しみが実感されます。玉ネギにするか長ねぎにするか。たいして違いはないようですし、オリジナリティーを尊重する態度からすれば、そのまま替えずに玉ネギのトッピングにしていたでしょう。あるいは、長ネギにしたとしても、普通ラーメンの長ネギのトッピング状態であったはずです。つくづく安福亭の英断はすごいです。
安福亭は4月22日に今までの店舗と目と鼻の先に新店舗をオープンさせました。これからもおいしい一杯を作り続けていただきたいですね。それと、ネギのトッピングのサービスをいつまでも行っていただきたいです。
さて、あなたは「玉ネギ派?それとも長ネギ派?」
ジャンル:食 カテゴリ:全般 地域:全地域









