0258食-たべる
筆者:miki 
2008年1月5日 16時38分
連れてこられたのは中華天天。
「最近できた店だ、チェーンじゃないよ。なかなかおいしいんだ。濃厚なゴマのスープがなかなか個性的な坦々麺がおすすめだね」て、知人はラーメン好きの私に情報を吹き込んでくれる。
メニューはラーメンとどんぶりもの。ラーメンは知人おすすめの坦々麺のほかに、醤油ラーメン、チューシュー麺、角煮ラーメン、各種あんかけラーメンがある。限定20食のえびワンタン塩ラーメン(900円)もある。
私の好みは第一に醤油、次に塩。具もチャーシューがのっかってれば、他はなくてかまわないってジャンクフードテイストの我がままな舌だから、「坦々麺がうまい」って聞いても、二の足を踏んでしまう。あんかけの手の込んだ豪華な具も同様。いつもなら醤油のチャーシュー麺を頼むのだけれど、中華を謳っているメニューの「五時間煮込んだ角煮」のフレーズに魅かれて、角煮ラーメンを頼む。これが予想外のうまさ。香辛料の香る角煮は柔らかだが肉の心地よい触感がある。ていねいな下ごしらえがうかがえる。
何といってもアンとスープと麺とが調和したうまさだ。個人的な経験則では、この手のあんかけラーメンではアンはうまくてもスープや麺の邪魔者と常々感じてきた。天天の角煮ラーメンでは微妙に異なる味付けのアンとスープとが絶妙に調和している。スープと違和感のないとろとろのアンだが、スープと馴染んで行く途中も、渾然一体となった後も、スープは複雑な味わいの変化を見せてくれる。このスープ、こってりなのだが、思ったよりも口当たりがいい。満足のいく一杯だ。欲を言えば、麺がもっとほしい。大盛りで二玉は食いたいところだ。
「ここの杏仁プリン、うまいぞ。おごってやるから、食ってみ」
なるほど、かんきつ系のアンズ特有の香りが漂う。口あたりも滑らかだ。
「ここで一番うまいかもナ」って笑う。
肉好きの私としては外せないのがチャーシュー麺だ。天天はとにかくチャーシューが抜群にうまい。肉は片側の脂身を程よく残しながら、丁寧に下ごしらえしている。おとなし目だが、うまみ十分のスープに中太麺のラーメンによく合う。
チャーシューを食べていて思ったのだが、チャーシューは箸やすめの役をしているんじゃないか。「箸は使うだろう」って突っ込みを入れらそうだが、「ひと先ず、麺をすするのを止めて、口直しにチャーシューをぱくつく。また新たな気分で麺をすするから」強引かな。でも、麺とのバランスといっぱしの存在感が要求されるのは箸やすめの大役があるからだ。
さて、後日知人一押しの坦々麺を食べたが、私には今ひとつ。つくづく人の味覚は千差万別だって思った。
チャーシューにしろ、角煮にしろ、杏仁プリンにしろ、強烈な個性があるわけではないが、切れのある小技が利いている。小技の積み重ねで一本勝ちをする、試合巧者の柔道選手みたいなものだ。ただ、餃子はそれほどでもない。普通のうまさなのだが、こちらの期待が大き過ぎ。後ご飯もの。やっぱりスープがほしいなあ。
「最近できた店だ、チェーンじゃないよ。なかなかおいしいんだ。濃厚なゴマのスープがなかなか個性的な坦々麺がおすすめだね」て、知人はラーメン好きの私に情報を吹き込んでくれる。
メニューはラーメンとどんぶりもの。ラーメンは知人おすすめの坦々麺のほかに、醤油ラーメン、チューシュー麺、角煮ラーメン、各種あんかけラーメンがある。限定20食のえびワンタン塩ラーメン(900円)もある。
私の好みは第一に醤油、次に塩。具もチャーシューがのっかってれば、他はなくてかまわないってジャンクフードテイストの我がままな舌だから、「坦々麺がうまい」って聞いても、二の足を踏んでしまう。あんかけの手の込んだ豪華な具も同様。いつもなら醤油のチャーシュー麺を頼むのだけれど、中華を謳っているメニューの「五時間煮込んだ角煮」のフレーズに魅かれて、角煮ラーメンを頼む。これが予想外のうまさ。香辛料の香る角煮は柔らかだが肉の心地よい触感がある。ていねいな下ごしらえがうかがえる。
何といってもアンとスープと麺とが調和したうまさだ。個人的な経験則では、この手のあんかけラーメンではアンはうまくてもスープや麺の邪魔者と常々感じてきた。天天の角煮ラーメンでは微妙に異なる味付けのアンとスープとが絶妙に調和している。スープと違和感のないとろとろのアンだが、スープと馴染んで行く途中も、渾然一体となった後も、スープは複雑な味わいの変化を見せてくれる。このスープ、こってりなのだが、思ったよりも口当たりがいい。満足のいく一杯だ。欲を言えば、麺がもっとほしい。大盛りで二玉は食いたいところだ。
「ここの杏仁プリン、うまいぞ。おごってやるから、食ってみ」
なるほど、かんきつ系のアンズ特有の香りが漂う。口あたりも滑らかだ。
「ここで一番うまいかもナ」って笑う。
肉好きの私としては外せないのがチャーシュー麺だ。天天はとにかくチャーシューが抜群にうまい。肉は片側の脂身を程よく残しながら、丁寧に下ごしらえしている。おとなし目だが、うまみ十分のスープに中太麺のラーメンによく合う。
チャーシューを食べていて思ったのだが、チャーシューは箸やすめの役をしているんじゃないか。「箸は使うだろう」って突っ込みを入れらそうだが、「ひと先ず、麺をすするのを止めて、口直しにチャーシューをぱくつく。また新たな気分で麺をすするから」強引かな。でも、麺とのバランスといっぱしの存在感が要求されるのは箸やすめの大役があるからだ。
さて、後日知人一押しの坦々麺を食べたが、私には今ひとつ。つくづく人の味覚は千差万別だって思った。
チャーシューにしろ、角煮にしろ、杏仁プリンにしろ、強烈な個性があるわけではないが、切れのある小技が利いている。小技の積み重ねで一本勝ちをする、試合巧者の柔道選手みたいなものだ。ただ、餃子はそれほどでもない。普通のうまさなのだが、こちらの期待が大き過ぎ。後ご飯もの。やっぱりスープがほしいなあ。
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