0258学-まなぶ -> 雑学
筆者:miki 
2014年2月15日 13時02分
「バレンタインキッス」(1986年)作詞:秋元康 作曲:瀬井広明 歌:国生さゆり
バレンタインデーもたくましい商魂のたまものであるのはもちろんでしょうが、日本人のお祭り好きにあるような気がします。
お祭りと言えば無礼講。もとよりお祭りだから恥をかいてもご愛嬌の雰囲気はある、義理チョコという逃げ場もある。この日限りの愛の告白ゲームはふだんは心の内を明かさない日本人のメンタリティーにぴったりだと思います。
このバレンタインデーの商魂の巧みさはホワイトデーのシバリを設定したことですね。しかもどこからともなく倍返しだの三倍返しの声が絶えず囁かれ、気の弱い男性諸氏の胃の腑と財布はキリキリ締め付けられています。下世話に考えれば、業界からの意を受けたマスコミなのでしょうが。
祭りを盛り上げるのに祭囃子が欠かせないように、印象深いBGMがあれば気分はいやがうえにも盛り上がり、財布の紐も緩もうというもの。クリスマスだと、定番のオールドソングから新定番までさまざま。そこで、バレンタインデーをふりかえるに、うかんでくるのが、この「バレンタイン・キッス」
国生さゆりさんと言えば、おニャン子クラブのメンバーの一人。フジのTV番組夕やけニャンニャンに出演するアイドルでした。番組からは多くのヒット曲が生まれました。歌うのはおニャン子クラブの面々。コンセプトが普通の女子高生だったので、とびぬけた歌唱力のアイドルはいませんが、そういうアイドルの歌はかえって親しみがもてました。
国生さゆりさんの歌唱力はまずまずというところですかね。ですから、この歌には親しみがわきます。なによりぼくの若い頃のヒット曲ですから、懐かしさを感じます。
曲中でリフレインされるのは「バレンタインデーキッス」で、曲名は「バレンタインキッス」これは単なる手違いなのか、それとも、歌われている内容はバレンタインデーの前日だから、この歌詞のフレーズで翌日のバレンタインデーにキスができたとほのめかしているのか、はたまた、作詞者の秋元康のいたずら心あるいは深慮謀略?ぼくは単なる手違いだと思っているのですが。









