0258学-まなぶ -> 雑学
筆者:miki 
2012年2月29日 0時47分
「なごり雪」(1975年)作詞作曲: 伊勢正三 歌:イルカ
今年は1月中旬くらいから大雪になり、節分以降もその勢いはおさまることなくどっかり降りました。今年はシベリア高気圧が発達したことで大雪に連日の寒さが加わりました。ほんと寒い。「これで雪は終わってくれればいいですが」「雪はもうたくさん」があいさつ言葉になってしまいました。
「立春の日に雪が降ると48日雪払い」という経験則が長岡にはあって、今年はドンぴしゃ当たっています。2月上旬が最も寒くなるに時ですが、中旬にはいると雪は落ち着いてきますが、今年はお構いなしに降ります。
「なごり雪」という言葉はこの歌で広く認知されていますが、辞書にはこの言葉自体はなく、「季節外れの雪」を指す言葉として「なごりの雪」が記載されています。作詞者の出身地で使われる言葉であるのか、語呂がいいので「の」を省いたのかの、はたまたその他の深い理由ががあるのか、それはともかく、ぼくからしてそうなんですが、「なごり雪」という言葉は当然存在していると思っている人が大多数でしょう。
「なごり雪」はイルカの定番ですが、もとは「かぐや姫」のメンバーでもあった作詞作曲の伊勢正三が4枚目のアルバムで歌いました。このアルバム「三階建ての詩」は同じく彼の作詞作曲そしてメインボーカルによる「22才の別れ」が収録されている名盤。4畳半フォークの名作はこのひとつ前のアルバムの中で南こうせつが歌った「神田川」(1973年)の方が有名なんでしょうけれど、歌声としては当時の彼の方が繊細でやる瀬なく、4畳半フォークの代表格に思えました。
さて、大雪も終息の気配がようやく見えてきました。「なごり雪」にひっかけるなら、今年の雪は「なごりの大雪」?!てなことになるのでしょうか。








