0258学-まなぶ -> 雑学
筆者:miki 
2011年2月24日 18時32分
「ひなげしの花」作詞:山上路夫 作曲:森田公一 歌:アグネスチャン
今でもたびたびTV画面に登場するアグネスチャンは東洋人特有の年齢不詳の若々しさですが、日本デビューの印象はキャッチコピーの「香港の妖精」がぴったりの可憐さでした。ちょうどこの頃ぼくはラジオを聴きだした頃で、「ひなげしの花」がしょっちゅう流れていました。
日本語の意味を完全に理解していないないの歌特有のちぐはぐさと不慣れな日本語で微妙にずれる発音が不思議と心に引っかかりました。ぼくだけかもしれませんが、何気なしに聞きながしていると歌の〆の「愛の涙は今日もこぼれそうよ」は「あいのなみだはきょうもとぽれそうよ」と聞こえてくるのです。もちろん聞き直すと間違いはないのですがね。
こんなふうに空耳がところどころ入ってきますが、かえって惹かれるのですからわからないものです。
力みすぎて音程を外す一歩手間のあぶなかしさを感じさせる音程も程よい緊張感を添えていたように思います。歌唱力だけだったらアグネスチャンを軽く抜くプロの歌手はごまんといたでしょうが、一度聴いたら忘れられない歌でした。
ところで、かなり後にTVのトーク番組で「来日したての頃公園の鳩の大群を見て、なんで日本人は鳩をつかまえて食べないのって思った」って言っていたのにはさすが「四足は机以外、飛ぶのは飛行機以外」なんでも食べてしまうといわれる中国の人なんだと感心しました。妖精の胸の奥には「鳩の丸焼」の映像がちらついていたんですね。









