0258学-まなぶ -> 雑学
筆者:miki 
2010年10月31日 15時21分
「スローモーション」(1982年)作詞: 来生えつこ 作曲: 来生たかお 歌:中森明菜
かつてアイドルの禁止事項はakiba48の比ではなかったといいます。そんなアイドルの必須条件を満たしても、なみいるアイドルと大差ないキャラに落ち着きかねないわけで、どうやって世間の注目を集めるかが大問題でした。
中森明菜のデビュー曲「スローモーション」は正統アイドル路線。翳りのあるしっとりした曲調。いくぶん重々しくはありましたが、耳にするやすぐに気に入りました。有線でひっきりなしに流れていたので、「どんなアイドルが歌っているのかな?」と気になったものです。
この路線で進むかと思いきや、セカンドシングル「少女A」ではつっぱりイメージ、次の「セカンド・ラブ」でまたアイドル路線ぽくなり、「飾りじゃないのよ涙は」で中森明菜のイメージが定着したってのが、ぼくの感想でした。
今でこそめずらしくないつっぱり路線やちょっと食傷気味の天然ボケキャラ路線もかっては匙加減のむずかいし劇薬でした。中森明菜はつっぱり路線では一番成功したアイドルだったのではないでしょうか。
熱狂的なファンをのぞき、アイドルの賞味期限はあっという間。アイドルとして成功するや、今度は脱アイドルなんてことが囁かれる始末。
ぼくなんかはアイドル全盛のイメージが壊されることを心の底では望んでいませんから、「昔はよかった」なんて無責任な感想を抱いてしまいます。










