0258学-まなぶ -> 雑学
筆者:miki 
2010年8月29日 2時23分
「ベルベット・イースター」作詞作曲歌:荒井由美
荒井由美が好きだと宣言するのは男にとってかなりの抵抗のあるカミングアウトのはずと思ってしまうのは、ぼくの年代くらいなのでしょうか。松任谷由美だったら、「いいなと思ったころもあったよ」はかえって流行に敏感だった証拠として大目に見てもらえるんじゃないでしょか。いずれにせよ、ユーミン(この言い方はぼくと同世代だったら、相当抵抗ある呼び名なんだと思うのですが)はぼくがこっそり聞く歌手の一人です。
「ベルベット・イースター」はファーストアルバム「ひこうき雲」の一曲。その後1976年「陰りゆく部屋」のB面にシングルカットされています。この頃の歌詞の凄さったら、神がかり的。最近の言葉だと、「ニューミュージックの神が降りてきた!」ってなフレーズが目白押し。たとえばこのベルベット・イースターの「空がとっても低い、天使が降りてきそうなほど」のフレーズに感心しましたし、今でも凄いと思っています。
荒井由美の頃の歌詞は繊細な思いを巧みに表現しています。さらに歌声には新鮮というか無垢というか透明感があって、音楽と歌詞と歌声で独自の世界を作り出しています。このファーストアルバム「ひこうき雲」はそうした特徴がはっきり表れています。大体この頃のユーミンのものまねをする芸能人は少ないのではないでしょうか。清水ミチコさんをはじめとしたものまねの方は松任谷由美の頃をまねる人が多いのではないでしょうか。
やっぱり「荒井由美が好きです」ってなことを表だって言うのは気恥かしいですね。








