0258学-まなぶ -> 雑学
筆者:miki 
2009年6月22日 23時39分
「淋しいのはお前だけじゃない」(1982年)作詞作曲:小室等 歌:西田敏行
この何年もテレビドラマを見ていませんが、かっては人並みに見ていました。いや人並み以上だったと思います。中でも、楽しみにしていたのが、TBSの金曜ドラマ。「ふぞろいな林檎たち」は、女性陣が手塚里美、石原真理子、高橋ひとみといった当時若手人気女優たちとくれば、当然みられた男性ファンも多かったと思いますし、金曜ドラマというと、この「ふぞろいな林檎」が語られるようですけれど、話題作が登場しました。「金ツマ」なんて言葉も金曜ドラマから出てきましたね。
「淋しいのはお前だけじゃない」は金曜ドラマの中にあっては地味なドラマだったかもしれません。サラ金の取り立て人と追い立てられる客たちが借金返済のために、旅回りの一座を組むという荒唐無稽な設定でしたが、西田敏行をはじめ芸達者な俳優たちの演技ですんなり受け入れることができました。
豪華な脇役陣でした。つくづくそのことを感じたのは、サラ金の元締めに財津一郎、その得体のしれないボディーガードに尾藤イサオを配していたことです。そうそう、忘れてならないのが、梅沢富美男。この番組がテレビ初出演なりました。女形との落差のすごかったこと。下町の玉三郎って呼ばれてましたね。この下町の何々ってつけるこで、隠れた名品を指すようになったのはこの頃からだったお思います。
西田敏行といえば、「もしもピアノが弾けたなら」が抜群の知名度なのですが、ぼくはむしろこの「淋しいのはお前だけじゃない」の方が大好きです。









