0258学-まなぶ -> 雑学
筆者:miki 
2008年9月19日 4時15分
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)の「雨を見たかい」(1971年)はミュージッシャンたちに何度もカーバーされ、日本ではCMにも何度か使われたことがあって、ぼくも知っているくらい有名な曲ですが、これがベトナム戦争に対するプロテストソングで、当時アメリカの多くの州では放送禁止になったのも有名らしいのですが、こちらは全く知りませんでした。
「雨をみたかい」がなぜ反戦歌であるのかについて、ネット上で詳しく解説されていますから、そちらを見ていただくとして、俄然反戦歌に興味がわきました。ぼくが知らないで反戦歌だった歌がたくさんあるはずと思ったからです。
反戦歌の中で目を引いたのが、「フランシーヌの場合」おぼえていたのは一番だけで、「フランダースの犬」か何かみたいな貧しい子供でも歌ったのだろうと勝手に思い込んでいたのが、全くの間違いだったのが今回わかりました。
「フランシーヌの場合」作詞いまいずみあきら 作曲郷伍郎 唄新谷のり子
フランシーヌの場合は
あまりにもおばかさん
フランシーヌの場合は
あまりにもさびしい
三月三十日の日曜日
パリの朝に燃えたいのちひとつ
フランシーヌ(以下省略)
フランシーヌは1969年に3月30日にベトナム戦争とビアフラの飢餓問題に対して焼身自殺による抗議を行ったフランシーヌ・ルコントという実在の女性なんですね。この事件から「フランシーヌの場合」が生まれたわけです。
曲は4番まであり、この事件を知らないと何を歌っているのか、わからないですね。時代を強く反映した曲といえます。
ところで、9・11同時多発テロ後、放送禁止ではないにしろ、「雨をみたかい」を含めてジョンレノンのイマジンなどかなりの反戦歌が放送自粛になったとのこと。こうした動向にいっこう気づかないおめでたさは恥ずかしい限りです。








