0258憩-いこう -> 観光
筆者:miki 
2011年11月10日 0時13分

高龍神社 長岡市蓬平町1276
長岡市蓬平町の高龍神社は商運興隆を祈願する多くの参拝者が訪れますが、とりわけ霊験あらたかな奥の院にまで足を延ばす人はかなり減るのではないかと思います。
奥の院へはかって神社の前の参拝道をただひたすら歩いて行くしかなかったのですが、近年自動車で行ける道路が作られました。しかし、昨今の相次ぐ自然の猛威で崩れている個所も多々ありますし、おまけにクマの出没もあるので、車も徒歩もそれなりの覚悟と自己責任のとれる人にしか参拝はお勧めしませんが。
道路は猿倉岳の山頂近くを見上げられるほどの高さまで切られ、そこまで登ると右向かいに548mの南蛮山が上目使いで眺められるので、500mほどは登ったことになるのでしょうか。以後は下り坂。終わりにさしかかった紅葉を鑑賞しつつ一路奥の院へ。
奥の院の手前には白龍大神が祭られています。高龍神社の本尊は龍。その神意をつたえるのが白蛇。もとは単なる使者にすぎない白蛇を高龍神社がメインに祭っているのは直に願いを聞いてくれるといことから、信仰の対象となっていったようです。白蛇と言わず白龍というのもその表れなんでしょう。
奥の院に鎮座している本尊は龍。奥の院を見ているうちにその背景の山全体こそがご神体のようにも思われてきます。見れば見るほど秋の山の清冽な気がひしひしと身にしみます。背後の山の端からなんだかやけに白く粉っぽい月が午後の3時をまわった空にかかっていました。
ご存知かと思いますが、白龍大神も奥の院も中越大震災の被害を受けました。以前の様子については「長岡の名迷所」さんに貴重なレポと画像があります。ぜひそちらを参照してください。
高龍神社 奥の院 (震災前)http://nagaoka.rgr.jp/jinjya/nantou/okunoin/okunoin.html










