0258学-まなぶ -> 先人の知恵
筆者:ケサジロー 
2007年10月31日 21時16分
県立近代美術館で開催されている「日本のわざと美」展に行ってきました。
染織、日本刀、焼き物、鋳金や彫金、漆器など、歴代の重要無形文化財保持者(いわゆる「人間国宝」)や保持団体の作った日本の伝統工芸作品が展示されています。
当たり前と言えば当たり前なのですが、どの作品も見応えがあります。
もちろん私は専門家ではないので詳しい知識などはありませんが、繊細であったり大胆であったりする技のすごさが伝わってきます。
日本刀などはなかなか目にすることがありませんが、しばし見とれるくらいに美しいものでした。
また、蒔絵の制作工程の見本などもあり、とても手間のかかるものだということが分かりますし、それらの作品を制作するのに使う道具に関する展示もあります。
作品解説の多くに見られるのですが、どの技術も遥か昔から伝承されきてきたものの、多かれ少なかれ衰退の時期を経てきているということです。
それでも途絶えずに伝えられてきた技術ということで、先人たちの偉大さを感じることができます。
そして作品を見て感じるのは、伝統を受け継ぎながらも受ける印象がモダンだということです。
伝統工芸ということで、勝手に昔ながらの作品だろうと想像していたのですが、意外にも古臭さというものはあまり感じませんでした。
展示されている作品がどれも近代の作品ということもあるのかもしれませんが、私自身の伝統工芸というものの見方が変わったように思います。
伝統を踏襲しながらも時代の新しい要素も取り入れていくからこそ伝統というものは続いていくものなのかもしれません。
そういう意味で、「伝統」という言葉というのは現在進行形という意味でもあるということを感じました。
11月11日(日)まで開催しています。
■新潟県立近代美術館
http://www.lalanet.gr.jp/kinbi/
染織、日本刀、焼き物、鋳金や彫金、漆器など、歴代の重要無形文化財保持者(いわゆる「人間国宝」)や保持団体の作った日本の伝統工芸作品が展示されています。
当たり前と言えば当たり前なのですが、どの作品も見応えがあります。
もちろん私は専門家ではないので詳しい知識などはありませんが、繊細であったり大胆であったりする技のすごさが伝わってきます。
日本刀などはなかなか目にすることがありませんが、しばし見とれるくらいに美しいものでした。
また、蒔絵の制作工程の見本などもあり、とても手間のかかるものだということが分かりますし、それらの作品を制作するのに使う道具に関する展示もあります。
作品解説の多くに見られるのですが、どの技術も遥か昔から伝承されきてきたものの、多かれ少なかれ衰退の時期を経てきているということです。
それでも途絶えずに伝えられてきた技術ということで、先人たちの偉大さを感じることができます。
そして作品を見て感じるのは、伝統を受け継ぎながらも受ける印象がモダンだということです。
伝統工芸ということで、勝手に昔ながらの作品だろうと想像していたのですが、意外にも古臭さというものはあまり感じませんでした。
展示されている作品がどれも近代の作品ということもあるのかもしれませんが、私自身の伝統工芸というものの見方が変わったように思います。
伝統を踏襲しながらも時代の新しい要素も取り入れていくからこそ伝統というものは続いていくものなのかもしれません。
そういう意味で、「伝統」という言葉というのは現在進行形という意味でもあるということを感じました。
11月11日(日)まで開催しています。
■新潟県立近代美術館
http://www.lalanet.gr.jp/kinbi/









