0258食-たべる -> 長岡ラーメン
筆者:miki 
2013年11月17日 22時01分
らーめん「一銀豚」
新潟県長岡市寺島町841
長岡バイパスの寺島交差点から西方向へ約150mの「夢ハウス展示場活け木の家」とはんこ屋さん21の間の道路左折し、右に大きくカーブすると約80m前方の十字路右手ののぼりが目印。道路を挟んで向かい側には公園。元麺家クローバーを居抜きで開店。
11:00~22:00 火曜定休日 禁煙
醤油ラーメン700円
一銀豚拉麺730円 一銀豚焼豚拉麺880円
海の極み拉麺730円
辛口カルビ拉麺880円 麺大盛50円
mini焼豚丼350円miniネギトロ丼 ごはん100円ごはん大盛り150円
味付養生卵70円 等々その他セットメニュー、トッピングあり
一銀豚拉麺730円
醤油ラーメン700円は「しょうがの効いた醤油ラーメン」、一銀豚拉麺730円は「背脂入り醤油ラーメン」、海の極み拉麺730円は「あっさり魚介の塩ラーメン」辛口カルビ拉麺880円は「醤油ベースの辛いラーメン」。ここは店名が付いた店イチオシであるはずの一銀豚拉麺を券売機で選択。まさか、背脂分だけを上乗せした代物ではないはず、と思いながらも、出てきたラーメンを見ると、背脂がかかっている他にはこれといった特徴がないような。
三条燕の煮干の効いた背脂ラーメンのスープと比べると、クセがありません。背脂のコクがプラスになっているかというと、かえって背脂のせいで、スープ本体の味わいが打ち消されているような印象です。長岡の生姜醤油ラーメンのスープ(元祖のお店ですが)にもインパクトでは負けている気がします。
もちろんまずくなく、特別にうまいわけでない普通のスープです。
麺は1.5×3mmほどのストレートの幅広。コシはあるもののシコシコというより、コチコチとした幾分固めな感じ。青島系のラーメンでは縮れの中太多加水麺柔らかめが定番の中にあって、この麺は個性的。
麺の茹で加減も事前に指定できるとのこと。
トッピングはほうれん草、ナルト、白髪ネギ(事前申告で玉ねぎに変更可)、メンマ、バラノリ、チャーシュー。チャーシューは大半がボロボロで形をとどめていません。柔らかく煮込んである証ということで、お店の自慢なのかもしれませんが、個人的にはきちんとした形をとどめ、箸で持ち上げることができるのが好みです。また個人的にはバラノリは別オプションにして、その分チャーシューを増量、あるいは値引きしてほしいかな。
海の極み拉麺730円
魚介の香りがしますが、スープは香りほど魚介のダシは突出せず控えめ。同じく控えめな魚粉の使い方はいいですね。個人的にはこれくらいで十分です。
焦がしネギアブラが浮いていますが、これは塩のスープにあい、個人的には好きな組み合わせ。ただ、この香味油は結構多いので、あっさりしたスープとは言い難く、コッテリが苦手な人は事前にこの香味油を抜いてもらうのも手でしょうか。
この香味油を除けば無難な普通に美味しい塩ラーメンのスープ。
麺は1×2mmほどのストレート麺。コシというか芯があるというか、ちょっと固めな食感があります。青島系の中太ともちもち柔らかめに慣れている私としては、個人的にはあまり好きな麺ではありませんが、この手の塩ラーメンのスープにはこうした麺は常識的な選択でしょうか。
トッピングは一銀豚拉麺のほうれん草が水菜に変わった以外は同じ。バラノリはこの塩のスープにはあうと思います。やはりチャーシューは持ち上げようとするとぼろぼろに崩れてしまう状態。個人的には好みではありません。
個人的な評価は醤油より塩の方が上です。
素材は良いものを使っているのかもしれませんが、麺に関しては長岡ではめずらしくはあるものの、それをのぞくと正直に言えば新鮮味に欠け、印象は地味というところ。
スタンダードの醤油ラーメンが700円の値段設定というのはちょっと高い気もします。さりとて値段にたいしてのお得感もさほどありません。ランチタイムのサービス(例えばご飯無料とか)あるいはサービス券のようなものもないようですし。ただ、大盛が50円なのはお得ですね。
前のクローバーの時も指摘される方があったのですが、心配されるのがここの立地が少々わかりづらいところ。
一銀豚というラーメン店は、大手通で営業されている飲食店と関係があるようですが、本格的に長岡のラーメン業界に参入するためのアンテナショップのような存在なのでしょうか。そうだとしたら、もっと思い切ってメリハリのあるジャンクフードテイストたっぷりなラーメンを提供してほしい気がします。
新店が久しぶりに登場したのはラーメン好きにとって嬉しい限りです。気になるのが、長岡駅東口の麺や快がしばらく前から臨時休業でシャッターを降ろしていること。何となく前ラーメン店の終わりを連想させるような気配。杞憂にならなければ良いのですが。









