0258食-たべる -> 長岡ラーメン
筆者:miki 
2013年8月18日 12時11分
栄華楼 表町2-2-14
平日11:30~19:00 日曜・祝日11:30~17:00 火曜日定休
栄華楼のらーめん(600円)はさまざまなラーメンが提供されている今の長岡ではあまたあるラーメンの一杯に過ぎない感もありますが、青島食堂が長岡のラーメンの圧倒的な代表格だった頃には、栄華楼はユニークな存在でした。
栄華楼は看板のらーめん600円をはじめ、ちゃーしゅーめん800円、五目らーめん700円、わんたんめん700円、タンメン700円、みそらーめん700円(それぞれチャーシューメンにするとプラス200円)の麺類とチャーハン650円、餃子450円、わんたんスープ600円、ライス100円とビール500円などがあります。
今回は栄華楼のサイドメニューについて。
*チャーハン650円(Bチャーハン600円)
まずは栄華楼のチャーハン。
シバ漬けが具の一つというので話題になるチャーハン。そういわれてみればかすかな酢の香りがあるような気もしますが、気になるほどではありません。むしろ、匂いの中に引き立つのは懐かしいおこげを連想させる芳ばしさ。
具としても、私にはシバ漬けをかみしめるとほのかに酸っぱいかなというていど。ぱらぱらなチャーハン全体と調和していて違和感はないです。もっとも私はシバ漬け好きな方なので、どうしてもシバ漬けは苦手という人にはお奨めはしません。
私にはあぶらが少し多い目なところが気になりますが、普通においしいシンプルなチャーハンです。単品の場合スープ付き。
栄華楼では半チャーハンはありません。二人で一皿を取り分けることが多いようです。私の場合は一人だけなので、連れがある人たちがうらやましいですね。
チャーハンは麺類と一緒に頼むと、Bチャーハン600円ということで、50円安くなります。この場合はスープは付きません。
*餃子450円
普通サイズ。五香粉らしき香辛料をきかせてあり、独特の甘い香り。それ以外は普通においしいシンプルな餃子です。
*わんたんスープ600円
わんたんが12個(途中で数があやふやになってしまいました)ほど、豚ひき肉のシンプルなわんたん。スープはラーメンと同じですが、海苔と多めのねぎとラー油の風味付け。個人的にはこのわんたんと栄華楼のらーめんの両方を同時に味わえるわんたんめん700円の方がおすすめ。
この年末までに再開発のため、栄華楼をはじめとしたお店が移転・閉店をするということです。聞けば老人ホームができるとか。駅前通り・大手通りの活性化が言われていますが、シロウト考えでは老人ホームが活性化の一翼を担えるとは思えません。ただ、巣鴨の例もありますし、ひょっとしたら、あるいは万が一なんてことも。
昭和の佇まいを残してきたこの栄華楼の店舗はこの年末には姿を消すのは確かなようです。もちろん、その後も営業は続けられるとのことですけれど。
こうしたことを考えるとサイドメニューのシンプルさにはノスタルジックな昭和が漂っていたような。そんな思いがしてきます。








