0258食-たべる -> 長岡ラーメン
筆者:miki 
2013年6月25日 6時19分
麺や真登 濃厚醤油ラーメン750円
麺や真登 長岡市喜多町1000-1
11時30分~14時30分
17時30分~21時頃(スープ切れで終了)
濃厚醤油ラーメンは開店からしばらくしてから提供されるようになった一杯。
スープはとろみがあり濃厚。さらに魚粉が香り、舌にも魚介の風味が前面に強く感じられます。「通常のスープの3倍の鶏ガラと豚ガラを長時間煮込んだ」スープなのだそうですが、これらを魚粉が覆い隠しているのが個人的には残念に思えます。
3×2㎜の極太ストレート麺はラーメン独特のクセはなく、しこしこしたコシがあって、かぎりなくうどんに近い印象。安福亭以上にうどんのような麺。魚粉が香るスープもなおさらその印象を強めます。
トッピングはノリ、メンマ、チャーシュー、一味唐辛子の振りかけられた白髪ねぎ、薬味のゆずコショウ。このゆずコショウは個人的にはこの倍はあってもよかったですね。
白ワイン仕立ての半熟煮卵は100円の別トッピング。繊細な味わいなので濃厚醤油のスープよりは、鳥だし醤油やとくに薫る塩のスープのほうとの相性がいいと思います。現在真登以外にはこのような味玉を提供しているお店はないようです。
麺や真登は2011年開店組(肉拉麺SEN 、惣右衛門、青桐、松、らいふ等々)のなかで頭ひとつ抜けでている感があります。特に若者からの支持を集め、行列ができる人気店です。
真登が開店当初看板メニューにしたのが、長岡ではなじみの薄い細麺を使った塩と醤油のラーメン。今にして思えば、その後麺の風祥気(2012年)、けんちゃんらーめん(2013年)と細麺を看板メニューにするお店の先陣であったといえそうです。今後細麺に対する嗜好が高まっていく傾向はありそうですが、真登をはじめとした他のお店が細麺でないつけ麺やラーメンを提供してそちらでも人気があることを考えれば、細麺だけを看板にするのはまだ長岡では機が熟していないかもしれません。
真登がチャーシューで使った真空低温調理法もその後に新規開店の店でも取り入れられているところもあるので、こちらも先駆的でした。
これらを考えると真登が現在長岡で人気店になったのも納得できます。










