0258食-たべる -> 長岡ラーメン
筆者:miki 
2013年3月31日 8時51分
春期限定あさり塩バター900円 いち井
丼を置かれるや真夏の浜焼きを連想させてくれる香りが立ち上ります。その香りの主は三重県産のあおさ。豊かな磯の香りです。
麺は1.5㎜ほどの中細ストレート。ほどよい強さのコシ。
丼のふちをはみ出るほどのあおさのトッピング。丼中央には九条ネギでしょうか?小口切りの青ネギがたっぷり。バターで炒めたというあさりがあおさやネギの下に惜しげもなく敷き詰められています。あさりは身がはちきれんばかりに肥えた大ぶりの逸品。さすがいち井!いい食材を使っています。他に極太から薄切りにかわったメンマ。
通常の塩ラーメンのスープを使っているように思いますが、もしかしたら焼きあごだしは抑えているのかもしれません。塩ラーメンに使われているエビアブラはなく、あさりのうまみと風味を生かそうとしています。バターの香りも強くなく(恥ずかしながらまったくわかりませんでしたが)まず平均点以上の魚介のうまいスープです。ただ、塩ラーメンの完成度の高さから比べると、物足らなさを覚えます。塩分が少々きつく、飲み干せるかは人によって微妙でしょう。
いち井の塩のリピーターにわざわざ並んでまでこの春期限定あさり塩バターを試すことはお奨めはしませんが、コレクターゴコロ旺盛な方にはぜひともこの限定を押さえ、その味覚のギャラリーに加えられることが望ましいかと。オーダーも塩に比べるとほとんどないようですから、ひょっとすると近々打ち止めなんてことになるかも。











