0258食-たべる -> 長岡ラーメン
筆者:miki 
2009年11月29日 12時55分

チャーシュー麺
現在長岡のラーメンもずいぶんと多様化しましたが、ちょっと前までは食堂のラーメンを除けば、ラーメン専門店なんてそう多くはなく、そのうちのほとんどは青島食堂で修業をした人たちのお店でした。他のラーメン専門店は燕に由来する安福亭くらいのものでした。
青島のラーメンを原体験私にとって、いろいろなうまいラーメンが競っている今でも、青島のラーメンが基準にありますし、ラーメンを食いたくなる時にまず頭に浮かぶのは青島のラーメンです。
先にも述べたように青島ラーメンで修業した後、青島と同様なスタイルのラーメン専門店を開業し青島に劣らず人気を得るお店が登場しました。これは青島ラーメンが長岡の多くの人々の好みに合っていたため、青島系のラーメン店が増えることで、お客の奪い合いにはならず、かえって需要が増したのではないかと思います。
今でこそ遠出してもラーメンやうまいものを食べに行くということは自家用車の普及もあり、当たり前のようになりましたが、かってはわざわざラーメンのために出かけるなんてよっぽどの物好きでしたし、外食も贅沢でしたね。
ですから、近所に青島と同じようなおいしいラーメンを食べることができるなら、出かけてみようかということになったのだと思います。これは後付けにしかすぎない個人的な推測ですが。
もちろん、こうしたお店のラーメンが青島と同じレベルのおいしいラーメン店であったこともあるでしょう。
東北中学校ちかくの拉麺家は餃子はあるものの基本的には一種類のラーメンしかないラーメン専門店です。青島で修業した店主は青島のスタイルを自分のものにして、以後ずっと味を守りとおしています。
そう思うのは識者に言わせると違うらしく、季節はもちろん、長年のうちに微妙に変わる嗜好に合わせて、同じ味を維持してるとお客が感じるのだそうですが。拉麺家では少なくとも麺の太さはずっと変わっていない気がします。
客層は近所の方が中心のようです。私も家からさほど遠くないこともあって、利用することが多いですね。今時チャーシュー麺が750円なのは割安感がありますし、50円増しで大盛りにできるのもうれしい限りです。
青島が出発点の拉麺家も今では最初のころの味を守りつつ、おいしいラーメンを作られているようです。









