0258食-たべる -> 長岡ラーメン
[CM] 不思議世界をコーディネート『マジシャン カズ』
全米マジック協会会長賞受賞!イリュージョンマジック・ステージマジックからテーブルマジックまでこなす万能パフォーマー。上越を拠点に全国で活動!不思議な世界を演出しイベントやパーティを盛り上げます。
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筆者:miki 
2009年1月14日 23時13分

「昔ながら」=カギは極太麺
背脂ラーメンは福来亭を元祖として同市の杭州飯店等によって、大いに広められることになります。もっともはやく背脂ラーメンの魅力を認めたのは隣接する三条でした。もちろん他の地域にも浸透していきました。このいきさつについて簡にして要を得た説明をされているのが、常日ごろ貴重な情報をたっぷり提供してくださるブログこそ「誰も知らない燕三条背脂ラーメン」です。
その2008年10月28日 (火)の記事「マイナーな燕三条背脂の店『くまや』」によれば、「燕が発祥の地で~中略~鳥桂四兄弟(いこい、中華亭、福来亭改め龍華亭、長兄は肉屋兼製麺担当)のがんばりにより背脂が三条へ普及し~略~昔高度経済成長期に燕の洋食器工場の労働力の供給基地となったのが三島郡の寺泊、大河津分水、吉田、岩室、弥彦~中略~。だからこの分水・吉田地区に」背脂ラーメン店が古くから存在するということになるそうです。
その後長岡市や新潟市へも広まってゆきます。この背脂ラーメンは今でもお互いにびっくりするほど似通っています。ただ、そういっても少しづつは変わってきているのではないかと思います。創業30年を超えた長岡の安福亭も、昔を振り返るとずいぶん変わってきていると思います。変更不可能なほど完成されたと思われていた背脂ラーメンを大胆にアレンジする店も出てきました。そうした店舗については次回ということで。
さて、発祥の地、燕や三条の背脂ラーメンでさえ昔ながらの背脂ラーメンを守りつつ、人気店でいるのはむずかしでしょう。まして、発祥の地から地理的にも離れ、年数を重ねれば、はじめとはずいぶん変わってしまうのが当たり前というもの。
しかし、そうした常識に反し、昔ながらを頑固に守り続けているのが、新潟の笹口にある中華亭です。でも、昔の味を墨守しているなんてことはどう考えてもあるはずはありません。なぜなら、この背脂ラーメン、うまいからです。生活スタイルが大きく変わリ、それにつれて嗜好も変わっているはずなのですから。仮に今、昔そのままの背脂ラーメンを食べることができたとしたら、今のもの比べると一段劣ると感じてしまうでしょう。やっぱり、それ相応に変わってきているはずなのです。
それにもかかわらず、「昔ながら」という言葉を彷彿させるのは、飛び抜けて太い麺にあります。この極太麺の魅力については前回の杭州飯店でのべましたが、杭州飯店が元祖足りうる最大の理由が極太麺で背脂ラーメンを作り上げているということにあるのだと思います。新潟笹口の中華亭の背脂ラーメンが絶品で、なおかつ、昔ながらの背脂ラーメンを頑固に守り通していると感じさせるのも、杭州飯店に劣らぬ極太麺にあるのだと思います。







