0258食-たべる -> 長岡ラーメン
筆者:miki 
2008年12月22日 8時30分
燕の杭州飯店といえば、今はなき元祖福来亭とおなじほど由緒正しい背脂ラーメンの草分けで、現時点では総本山的存在でもあります。
杭州飯店の杭州飯店たるゆえんをあえて一つだけ挙げるなら、「ひしめく三条・燕背油ラーメンの中でも傑出した極太麺」という点に尽きると思います。この類を見ない太さの極太麺こそ、杭州飯店の他店に抜きんでているゆえんです。
もちろん、極太麺だけでは病みつきになりません。強力な援護射撃の背油、にぼし風味の醤油のきいたスープがあるわけで、今は背脂ラーメンに慣れてしまって、しごく当たり前のような顔をして、このラーメンを食べていますが、はじめて食べたときは衝撃的でした。
スープはそれまで味わったことがないほどクセる強いものでしたが、それでもラーメンのスープじゃないと考えは少しも浮かびませんでしたが、極太麺には「この麺の太さはラーメンではないだろう」とまず思いました。
この極太麺に対する第一印象はむしろ悪かったにもかかわらず、今では極太麺の食感が背脂ラーメンの魅力を形成する主な要因だと思っていますし、実際私には太い方が断然うまいです。
杭州飯店の極太背脂ラーメンはその傑出した太さにもかかわらず、さらに先客のごった返す店の状況ににもかかわらず、オーダーするやたちどころに出てくるという神がかり的な早業にはびっくりさせられます。
繰り返しになりますが、杭州飯店の麺の特徴は極太。ちぢれのほとんどないストレートですが、不揃いな太さが縮れ以上に食感を豊かなものにしています。柔らかなようでいて、ちゃんと麺のコシが残っています。
この麺は口の中がやけどしそうなくらい熱いスープにからむというか、麺の表面がスープをたっぷり含んで、こころもち鍋焼きうどん状態。麺とスープとが一体となった線の太いうまさがあります。これぞ背油ラーメンが極太麺であるからこそ味わえる醍醐味ですね。
[CM] 不思議世界をコーディネート『マジシャン カズ』
全米マジック協会会長賞受賞!イリュージョンマジック・ステージマジックからテーブルマジックまでこなす万能パフォーマー。上越を拠点に全国で活動!不思議な世界を演出しイベントやパーティを盛り上げます。
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