0258食-たべる -> 長岡ラーメン
筆者:miki 
2008年10月5日 14時16分
画像は豊「背脂塩豚肉拉麺」
限定ラーメンに期待されているのは、結局はうまさにつきるわけですが、この「うまい」を作り出すのには、基本は麺とスープ。トッピングは豪華に越したことはありませんが、麺とスープとに調和していてこそのうまいので、安易に豪華さをねらうと、うわすべりのラーメンになってしまいかねません。
冷やし中華はただでさえ豊富なトッピングで、これ以上豪華にするのは難しく思われます。実際定番の冷やし中華が一番おいしい気がします。
さんしちの「冷中華」は豪華さを出そうとしていることは伝わってくるのですが、私にはやはり定番のトッピングの調和には及ばないという印象を持ちました。
幅広く切られたたっぷりの錦糸卵は残念ながら多すぎ、そのせいか後になると「さほどおいしいものでもないなー」って思ってしまいます。
紅のきれいな蒸し海老は見た目も鮮やかなのですが、とりたてて味が付いているわけでも、ひと手間かけられているわけでもなく、見た目に反して期待はずれもの感すら抱いてしまいます。
わかめのトッピングも個人的には好きでないし、豚バラチャーシューは冷やし中華の冷たさでアブラが固まり、口の中がべとつくなんとも後味の悪い代物になっています。熱いスープにはさぞかしうまいチャーシューだと想像され、残念な使われ方だと思われて仕方がありません。
冷やし中華の限定たるゆえんは、その季節感にあるわけで、季節感を最大限に生かすことで冷やし中華のうまさがは際立ちます。
暑さまっただ中に涼をきっちり冷えた麺とスープに求めるわけです。これだけで冷やし中華の本領はほぼ尽くされる、といっていいかと思います。
おのずと具はシンプルか、それこそ思いきって手の込んだものにするかのどちらかでしょう。現実的には定番のシンプルなものが一番だと思います。
限定ラーメンということでは冷やし中華は特異な存在ですが、限定ラーメンについていろいろ考える手掛かりを与えてくれます。でも、冷やし中華もほぼその季節を終え、巷は秋の気配が濃くなってきましたね。
[CM] 不思議世界をコーディネート『マジシャン カズ』
全米マジック協会会長賞受賞!イリュージョンマジック・ステージマジックからテーブルマジックまでこなす万能パフォーマー。上越を拠点に全国で活動!不思議な世界を演出しイベントやパーティを盛り上げます。
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