0258食-たべる -> 長岡ラーメン
筆者:miki 
2008年10月5日 10時38分
チャーシューメン850円
この龍華亭は先に書いたように、もとは福来亭三条店。2006年11月24日に三条商工会議所裏手へ移転後、名前を龍華亭に一新。由緒ある店舗名を代えるのは、相当な覚悟の表れと思うのですが、どんなものなのでしょうか。新店舗ということで、きれいなお店です。
三条店では食べたことがないので、そちらがどうだったかは未経験ですが、ネットを参考にする限り、味の変更はないようです。
スープ一口目、うまい。食べすすめるうちにいくぶん味の濃さが気になります。「もう少し薄めだったら」と思いましたが、昔ながらの濃い目の味を守っている証でしょうか。「中油」「大油」の看板にも、背油を入れることが当たり前という、これまた、三条・燕背油ラーメンの王道ですね。
薬味は玉ねぎですが、通常のオーダーではほかの店に比べてかなり控えめです。玉ねぎが好きな人は別に注文しなければなりません。
そういえば、近頃安福亭で背油の声を聞くことが少なくなりました。むしろ、背油入りを頼まないことの方が通常なのではないでしょうか。体を使う必要が少なくなって、運動不足気味であれば、高カロリーはなるべく控えたいという気持ちが働くということがあるのかもしれません。
ちなみに、安福亭で久しぶりに背油を入れてもらいましたが、どんぶり一面に真白に輝く背油は壮観ですね。
麺は縮れのほとんどないやや幅の広い平うち。定石通りの太麺。取り立てて可もなく不可もなし。
チャーシューはロース肉。肉質は硬めで、ぱさつき、たれに漬け過ぎたせいか味が濃く、見た目がおいしそうなだけに残念でした。
金物の町で働く人々に愛されてきた背油太麺ラーメン。味の濃さは流した汗を補うため、麺の太さは伸びを遅らせるため、背油はカロリーを補うと同時に冷めるのを防ぐため。当時の必要性から生まれたのですから、世の移り変わりにつれて、ラーメンも変わっていくのも当然だと思います。どのように変えてゆくかは本当にむづかしい課題ですね。











