0258食-たべる -> 長岡ラーメン
筆者:miki 
2008年9月22日 6時56分
チャーシューメン(850円)
最近長岡の安福亭の麺が少し細くなったように感じます。
思えば安福亭も初めて知った20年頃に比べてだいぶ変わってきたので、「本家本元のおひざ元ではこの手のラーメンはどうなっているのだろう?」って疑問が。
長岡の安福亭、めんきち、潤、はては三条・燕の背油ラーメン全店の元祖ともいうべき燕の福来亭本店は2007年7月に閉店しました。
先代の昭和15年の開店から半世紀以上続いていたわけで、それこそ一つの歴史が閉じたといっても過言でないでしょう。
福来亭のスタイルは金物の町、燕の需要に応じて作り出されたました。昭和20年頃ラーメンに載せたてんぷらの衣がスープにコクを与えたのが一つのきっかけとも言われています。
そこでまずは福来亭へ。といっても、本店は閉店しています。ただ、福来亭と名前を冠しているお店は現在白山町店と新潟市関屋の二軒。2006年移転時に龍華亭と名前を変えた元福来亭三条本寺小路店も、本家福来亭のラーメンの面影を知ることがでいるお店でしょう。
名前は違いますが、杭州飯店も。このお店は閉店した福来亭本店と味も歴史もともに肩を並べるお店。聞けば創業者は同じということで(なんで?)現在では他の三軒を凌ぐほどの勢いです。
福来亭本店はもはや存在しないのですが、ウェブ上の記事を見る限り、麺の不揃いな太さは杭州飯店と共通しています。味の方はやっぱり同じ燕市内の白山町店と似ていたのでしょうか。
ということでこの三軒をワンセットと考えて、感想を述べます。まず向かったのは福来亭白山町店。
チャーシューメン(850円)を頼みました。麺は極太ストレート、やや平厚めの平打ち。ちょっと不揃いな太さでしたが、杭州飯店にくらべたら、均一で通ります。
麺はゆで過ぎなの印象もありますが、相応の触感もあり、私としては好みのゆで具合。この茹で加減の太麺がスープをたっぷり含んでなんとも言えないうまさをかもしだしています。
スープは思ったほど濃くありません。ご存じ、背油が浮く煮干しの利いたうまいスープです。
豚バラ肉のチャーシューは長岡の安福亭と同傾向です。肉汁はしっかり閉じ込められているし、食感も柔らかいがそれなりの弾力があります。薄味ですが、十分うまさを感じられる味付け。わたし好みのチャーシューでした。
個人的には三軒中、一番美味く感じました。











