0258食-たべる -> 長岡ラーメン
筆者:miki 
2008年8月15日 18時54分
画像は飛雄馬のぎゅうぎゅう冷やしラーメン
冷やし中華は季節限定ですが、すでに定番のスタイルが確立し、これを過去へ葬りさる革新的な冷やし中華は現時点ではないし、これからも現れないでしょう。それほど定番の冷やし中華の存在感は大きいのです。ちなみに、私が定番と考えるのは、甘酢タレに、いどりと薬味を兼ねた紅ショウガ、細切りのキュウリ、ハム。そして錦糸卵。最後に松葉海苔が軽くあしらわれている冷やし中華です。辛しは練り辛しであれば、いうことないのですが。
定番の安定感に頼り切ってしまえば、他との違いのない似たり寄ったりの冷やし中華になるわけで、もちろんこれはこれでうまいわけですけれど、他との差別化を図るってランクアップってことになると、スープや麺の大幅改定はおいそれとはできませんから、トッピングになんとか工夫を凝らすことになります。でもこのトッピングにこそ定番たるゆえんがあるので、こて先だけの工夫はかえって定番の魅力を損なうだけです。
西華苑の冷やし中華はカットフルーツがあしらってあるものの、具は定番そのもの。細切りのきゅうり、細切りのハム、錦糸卵、紅ショウガ。これらの具がたっぷり乗っかっています。さらに、細切りのチャーシューもあるんですね。そして、薬味の練り辛し。定番の魅力を徹底的に引き出した冷やし中華です。
西華苑の冷やし中華の楽しみの一つはこのたっぷりのっかっている具をつまみにビールを飲むことですね。一杯で二度おいしい西華苑の冷やし中華は定番の力を極限まで発揮させた優れモノだと思います。









