0258食-たべる -> 長岡ラーメン
筆者:miki 
2008年3月27日 19時51分

*写真はあづまやの「背油醤油」*
これまでの物語性にしろ、演出にしろ、限定ラーメンが備えているこうした特徴は外面に重点が置かれているわけで、確かに大切な要素ですが、中身に目を向けた場合、限定ラーメンとしての味はどうあるべきかを、我田引水、牽強付会にあれこれ並べ立てるつもりです。
中華天天の限定20食900円「海老塩ワンタンメン」は好例です。限定の20食の数量は限定ラーメンにふさわしい数に思えます。ただ、物語性とか演出とかはまったく関係がないほど地味。ストレートなネーミングがすべてを語っています。
ですからこの限定ラーメンは塩ラーメンに海老ワンタンがトッピングされているってことで、奇抜な盛りつけはなく、といってもあえてナルトをトッピングして、色どりのバランスは地味ながらも、整然として好ましい印象です。
昨年末の海老塩ワンタンメンとこの3月中旬の海老塩ワンタンメンには二つの違いがありました。ひとつはチンゲン菜がホウレンソウになっていたこと。私はチンゲン菜の方が好みですが、これはどちらかといえば色どりのためのトッピングなので、ラーメンそのものには影響はない変更です。
大きな違いはネギ油。みじん切りの焦がしネギも控えめ加えられている。このネギ油がうまみ豊かな塩ラーメンのスープにほどよい風味とコクをだしています。こうした切れの良い小技は以前からこの中華天天の持ち味で、これは物語性とか演出とかとの派手なパフォーマンスと相いれがたい様に思われます。
海老塩ワンタンメンが限定である最大の理由は、たっぷり6、7個ほどもあるアンたっぷりの海老ワンタンに由来するわけですが、確かにおいしいし、ワンタンの数量も満足させられるのですが、でももう一つ物足りなさを感じてしまうのは私だけでしょうか。
「何かあと一歩のインパクトがあればな~」これは中華天天のほかのラーメンにも共通する感想です。確かに、バカウマな2枚のチャーシューは長岡でもトップクラスだと思います。
素材を丁寧に扱っている印象は強く受けるのですが、限定ラーメンを食べているというわくわくした気持ちになれません。もちろん、おいしいラーメン、おいしい海老ワンタンです。ですが、いかんせん、この海老ワンタンがちょっと高価なトッピングの域を出ていない気がします。
ですから、海老ワンタンで限定の名を標榜している海老塩ワンタンメンよりも、私はバカウマなチャーシューが心行くまで味わえるチャーシューメンに心が引かれます。
確かに、うまいことは必要条件ですが、そこに強いインパクトや華やかさがあってこその限定ラーメンなのではないでしょうか
[CM] 不思議世界をコーディネート『マジシャン カズ』
全米マジック協会会長賞受賞!イリュージョンマジック・ステージマジックからテーブルマジックまでこなす万能パフォーマー。上越を拠点に全国で活動!不思議な世界を演出しイベントやパーティを盛り上げます。
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