0258食-たべる -> 長岡ラーメン
筆者:miki 
2007年8月19日 20時37分
また食べに行きたくなるラーメンってどんな条件が必要なのでしょう?「決まってる、うまいラーメンだろ」そうって言ってしまえば簡単ですが、もう一度足を運びたくなるようなラーメンってことになるとうまいだけでは足らない気がします。まず一口、「なんだこれは?!」ってインパクトが必要だと思います。
個性的なラーメンであるための条件は、ラーメンを構成する三要素、麺、スープ、具に明確なメッセージを打ち出すことでしょうね。
4月に開店の麺香房ぶしやはラーメン好きに強烈なメッセージを発信しました。鰹節パウダーを効かせに効かせたスープ、本格肉厚の炙りチャーシュー、太めのストレート麺。なかでも、長岡初と思われる穂先メンマに店主のなみならぬ思いがこめられています。
口にしたとき、「やけに細長くて柔らかいメンマだな」という印象でした。穂先メンマはこれが初めてです。麻竹の柔らかい穂先部分だけを使っているそうで、スープをたっぷり含んで柔らかく、食べ慣れたメンマとはずいぶん違います。
穂先メンマのトッピングは関東圏ではかなりのラーメン店が取り入れているそうで、ぶしやは流行に敏感でもあるわけです。
あぶりチャーシューも長岡では珍しいスタイルですが、かなりうまいです。ただ初めて食べに行ったとき、あぶり過ぎで焦げて、「ああ~」ってなことに。
その後頼むたびにこれが頭をよぎります。チャーシューをあぶるのは小さからぬリスクを招きかねないわけです。あえて、全部をあぶりチャーシューにするのは、店主の断固としたメッセージでもあるわけですが、個人的にはチョイスできればと感じました。
ネットでは麺香房ぶしやに対して好感と期待が寄せられているようです。私も具に関してはなかなかのものだと思うのですが、個人的にはぶしやの麺とスープは好みではありません。ですから、具、麺、スープを総合すると、どうしても低めになってしまいます。
そのぶしやの麺は全品ストレートな麺で通しています。しかも、この麺ラーメンの麺というより、パスタっぽく私には感じられて仕方がありません。私はラーメンの麺はちじれていてこそうまさがあると思います。「ラーメンの麺のうまさはちじれにある!」という私の信念は世間では認めない人もいますし、でも、多くのラーメン店がちじれ麺を使っていることからすれば、6対4くらいで私のほうに分があるってところでしょうか。
ぶしやがストレート麺をあえて選んでいるのは他との差別化をするという、これまた店主の強い意志の表れでしょうが、「ちじれ麺の選択肢を!」ラーメンオタのわがままで無責任な放言ですみません。ただ、この麺はつけ麺には合いますね。このつけ麺、ビジュアル的には地味過ぎです。さらに、つけだれの中にあらかじめ細切りのチャーシューが入っていたり、のりが入っていたり、ごたごたしているのは個人的には好きではありません。
みそラーメンも同じように感じられました。醤油ラーメンのスープの強いクセからすれば、「みそはどれほどか!」と思ったのですが、クセのない大量のアブラが表面を覆うスープは口の中がやけどするほど熱いのですが、ソープの味はあまりに素朴みそ汁仕立ての風情で大いに肩透かし。今一つ物足りません。ていねいに処理されているとはいえトッピングのもやしもベストマッチとは言いかねます。やはり一ひねりがほしいところです。
主力の醤油ラーメンには多くの人が指摘するように、大量のかつおぶしパウダー使われています。だしの風味が利いて(ききすぎるあまり、かえって平板になって深みがない気もしますが)うまいことはうまいのですが、このパウダーがのどに引っかかって、飲み下すのに違和感を感じてしまいます。こうした印象はネット上にはないようなので、まったくの少数意見、私だけのものなのかもしれません。
いずれにせよ、ぶしやは期待大のお店です。長岡一の人気店にオオバケする最も高い可能性を持った新店舗であることは間違いありません。
追記:8月19日に足を運びました。目的は特製ラーメン。味玉とチャーシューが4枚で850円は得というところでしょうか。今回残念ながらちゃーしゅーは炙り過ぎで、がっくし。それいじょうに「?」だったのは、チャーシューの肉質が前回とは大きく違っている印象を受けたこと。確か前はバラ肉だったような。あぶりも程よくとろけるような食感だったと記憶しているのですが、今回はあぶり過ぎもあって、よけいに固い食感です。肉もうまみが抜け出した肩ロースみたいです。ぶしやのチャーシューには期待が大きいだけに余計がっかりしました。スープと麺の印象は前回同様。パスタばりの太めのストレートはラーメンの麺としては自分の好みではないですし、粉っぽいスープももっとすーっと飲みほせたらと思ってしまいます。
入口には限定メニューやデザートの告知があり、意欲的な姿勢が感じられました。がんばれ、ぶしや!人気店ナンバーワンの座に一番近い店!
個性的なラーメンであるための条件は、ラーメンを構成する三要素、麺、スープ、具に明確なメッセージを打ち出すことでしょうね。
4月に開店の麺香房ぶしやはラーメン好きに強烈なメッセージを発信しました。鰹節パウダーを効かせに効かせたスープ、本格肉厚の炙りチャーシュー、太めのストレート麺。なかでも、長岡初と思われる穂先メンマに店主のなみならぬ思いがこめられています。
口にしたとき、「やけに細長くて柔らかいメンマだな」という印象でした。穂先メンマはこれが初めてです。麻竹の柔らかい穂先部分だけを使っているそうで、スープをたっぷり含んで柔らかく、食べ慣れたメンマとはずいぶん違います。
穂先メンマのトッピングは関東圏ではかなりのラーメン店が取り入れているそうで、ぶしやは流行に敏感でもあるわけです。
あぶりチャーシューも長岡では珍しいスタイルですが、かなりうまいです。ただ初めて食べに行ったとき、あぶり過ぎで焦げて、「ああ~」ってなことに。
その後頼むたびにこれが頭をよぎります。チャーシューをあぶるのは小さからぬリスクを招きかねないわけです。あえて、全部をあぶりチャーシューにするのは、店主の断固としたメッセージでもあるわけですが、個人的にはチョイスできればと感じました。
ネットでは麺香房ぶしやに対して好感と期待が寄せられているようです。私も具に関してはなかなかのものだと思うのですが、個人的にはぶしやの麺とスープは好みではありません。ですから、具、麺、スープを総合すると、どうしても低めになってしまいます。
そのぶしやの麺は全品ストレートな麺で通しています。しかも、この麺ラーメンの麺というより、パスタっぽく私には感じられて仕方がありません。私はラーメンの麺はちじれていてこそうまさがあると思います。「ラーメンの麺のうまさはちじれにある!」という私の信念は世間では認めない人もいますし、でも、多くのラーメン店がちじれ麺を使っていることからすれば、6対4くらいで私のほうに分があるってところでしょうか。
ぶしやがストレート麺をあえて選んでいるのは他との差別化をするという、これまた店主の強い意志の表れでしょうが、「ちじれ麺の選択肢を!」ラーメンオタのわがままで無責任な放言ですみません。ただ、この麺はつけ麺には合いますね。このつけ麺、ビジュアル的には地味過ぎです。さらに、つけだれの中にあらかじめ細切りのチャーシューが入っていたり、のりが入っていたり、ごたごたしているのは個人的には好きではありません。
みそラーメンも同じように感じられました。醤油ラーメンのスープの強いクセからすれば、「みそはどれほどか!」と思ったのですが、クセのない大量のアブラが表面を覆うスープは口の中がやけどするほど熱いのですが、ソープの味はあまりに素朴みそ汁仕立ての風情で大いに肩透かし。今一つ物足りません。ていねいに処理されているとはいえトッピングのもやしもベストマッチとは言いかねます。やはり一ひねりがほしいところです。
主力の醤油ラーメンには多くの人が指摘するように、大量のかつおぶしパウダー使われています。だしの風味が利いて(ききすぎるあまり、かえって平板になって深みがない気もしますが)うまいことはうまいのですが、このパウダーがのどに引っかかって、飲み下すのに違和感を感じてしまいます。こうした印象はネット上にはないようなので、まったくの少数意見、私だけのものなのかもしれません。
いずれにせよ、ぶしやは期待大のお店です。長岡一の人気店にオオバケする最も高い可能性を持った新店舗であることは間違いありません。
追記:8月19日に足を運びました。目的は特製ラーメン。味玉とチャーシューが4枚で850円は得というところでしょうか。今回残念ながらちゃーしゅーは炙り過ぎで、がっくし。それいじょうに「?」だったのは、チャーシューの肉質が前回とは大きく違っている印象を受けたこと。確か前はバラ肉だったような。あぶりも程よくとろけるような食感だったと記憶しているのですが、今回はあぶり過ぎもあって、よけいに固い食感です。肉もうまみが抜け出した肩ロースみたいです。ぶしやのチャーシューには期待が大きいだけに余計がっかりしました。スープと麺の印象は前回同様。パスタばりの太めのストレートはラーメンの麺としては自分の好みではないですし、粉っぽいスープももっとすーっと飲みほせたらと思ってしまいます。
入口には限定メニューやデザートの告知があり、意欲的な姿勢が感じられました。がんばれ、ぶしや!人気店ナンバーワンの座に一番近い店!
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全米マジック協会会長賞受賞!イリュージョンマジック・ステージマジックからテーブルマジックまでこなす万能パフォーマー。上越を拠点に全国で活動!不思議な世界を演出しイベントやパーティを盛り上げます。
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