0258食-たべる -> 長岡ラーメン
筆者:miki 
2007年7月21日 23時26分
長岡ラーメンといった場合、ご当地ラーメンを指すわけですが、これは「青島らーめん」と断言しても言い過ぎではないと思います。
青島のメニューは基本的に醤油ラーメン一本です。この醬油ラーメンが長岡ラーメンを決定づけました。そのレシピは直接の後継者にも伝えられなかったと聞きます。とんこつを中心に内蔵や骨髄を含めて大量に使い、肉のうまみと一緒に出てきた臭みは、大量のショウガの風味で消し、濃口醤油のうまみを生かした濃厚なスープに、そぎ切りのチャーシューをこれでもかというばかりに散らしていました。肉がご馳走だった世代には夢のようなラーメンで、これが名実ともに長岡ラーメンとして認知されたのでした。
これ以後長岡では青島の醤油ラーメンが他の醤油ラーメンを圧倒しました。現在でも長岡人の舌にしっかり焼きつけて、パブロフの犬よろしく、「青島はうまい!」ってことになってしまって、もうラーメンは青島でなければおさまりがつかない状態が長らく続きました。
現在激戦区長岡といわれるほど、各種のラーメン店が登場してきましたが、こと醤油ラーメンに関しては青島ラーメンを超える醤油ラーメンはいまだにありません。評判の高いいち井にしても、うりはとんこつラーメンと塩ラーメンで、けっして醤油ラーメンではないし、少なくとも長岡のラーメン好きはそう思っているはずです。
結論からいえば、長岡で醤油ラーメン一本で勝負しようと打って出るのはよほどの勝算がなければならないのは、はっきりしています。いわゆるお客が納得できる差別化を図らなければならいわけです。
お店の戦略は質、値段、量、サービス、等々に具体的に現れることになります。たとえば、『ポイントサービスはあるか?いくらでポイントがもらえるのか?、いくつからポイントのサービスが受けられるのか?ポイントは無期限、期限つき?などなど』店の方針をチェックしては、一人悦に入っています。
3月にオープンした「らーめん優」はいわゆるラーメン激戦区に近い左近にあります。近辺にはらーめん処潤宮内店、土佐屋、いち正、宮内駅周辺の青島、ダントツのいち井、再開店の横綱と他にも多くのラーメン店がひしめきあっています。長岡人が好きなラーメンはほぼ出揃った感があって、これらの古参・強豪と競っていくのことの大変さは、素人ながら推しはかれれます。
結論からいって、優はこの激戦区を戦っていくには大いに?がつきます。すべては「うまいラーメン」の一事にかかっているのですが、激戦区で他を圧倒する強烈なうまさがアピールできなければなりません。この優の主力は醤油、そして炙りチャーシューのトッピングから、チャーシューだと思えます。
もしかしたら、醤油のスープはひところはやった無化調、つまり化学調味料を入れないスープなのかもしれません。これはアンチ青島を強く打ち出した姿勢だと言えます。食の安全に意識が向いている昨今、タイムリーですが、無化調のスープはとにかく難しい。うまみやコクをお客の舌に感じさせるにはそれなりの食材と料理の腕前が不可欠です。青島の無化調時代を知っている人はえもいわれぬうまさを知っている人ですが、同時に強烈な臭さも知っている人です。現在では使われなくなった食材もそのころ使われていたと聞きます。こうして生み出されたのが、後に長岡ラーメンとまでいわれることにな青島のラーメンだったわけです。
しかし、このスープは創業者の力量があって初めて可能だったわけで、それこそ毎日仕込みに骨身を削ったわけです。これを解消してくれたのが、化学調味料の大胆な使用でした。
無化調スープは理想です。しかし、野菜のごった煮だか何だかわけのわからない線のぼやけたスープを作っていたのではラーメン店として成り立たないのは目に見えています。青島はもろもろの困難を解決するために、化学調味料を使用したわけですが、大正解だったと思います。しかも、青島の強みは長岡人のラーメンに対する好みをがっちりと把握し、そこから一度としてぶれなかった点にありました。
次のチャーシューということでは、ダントツのいち井の分厚いチャーシュー、古参青島の名物チャーシュー(現在は気のせいかが量が少ないような?)を圧倒しているか、あるいは競えればいいのですが、私見では残念ながら、努力はうかがえるものの青島やいち井に及ばないと言わざるを得ません。とにかく、トッピングの炙りチャーシュー200円には「それはないだろう」と突っ込んでしまいます。このトッピングには目を疑いました。大きさは十分というものの、極薄ハムのようなチャーシューが三枚。あぶるって言ったって、甲斐がないというもの。「一体、真意はいかに」と問いただしたくなるようなトッピングです。前回のチャーシュー麺はそこそこの量だったのですが、今回わざわざ、200円払ってのこのトッピングの内容には質量ともに?!で、がっかりさせられました。もちろん、お店の言い分はあると思います。「あぶりようのチャーシューの確保、あぶる手間暇を考えてくれ」など。あえて言います。客はわがままです。納得させられなかったら1円でも高いのです。あくまでも私の心の中のランキングですが、もうこの時点で、青島、いち井にぼろ負け状態です。
さらに2回目で印象に残ったのですが、麺に関して、細麺でありながら、心なしか芯の残るというか、なにかぱさぱさするのは一体なぜ? 私はつるつるしこしこなのが好みです。これは今までやってきて、麺に関しての修正なのでしょうか?
激戦区での開店はすぐさま人気店との比較されるのが宿命です。もしも、その天秤が人気店に傾いたら、次回足を運んでもらうのは絶望的です。優はそんなラーメン店にはなってほしくありませんし、必ず激戦区を担う一角になっていただきたいです。
追記:私の独断と偏見に満ちた駄文よりも、ずっと公正無私なB’sさんのレポートがありますので、参考にしてください。
これが焼豚らーめん780円。なかなかの量。しかし、青島に勝てるかは現状は限りなく疑問符。トッピングの味玉も漬け込みが足らないせいか味のないものだった。
トッピングプラスなのに、炙りチャーシュー3枚だけ。金額に関しては前回と同額。人は知らないが、私は怒りの疑問符
青島のメニューは基本的に醤油ラーメン一本です。この醬油ラーメンが長岡ラーメンを決定づけました。そのレシピは直接の後継者にも伝えられなかったと聞きます。とんこつを中心に内蔵や骨髄を含めて大量に使い、肉のうまみと一緒に出てきた臭みは、大量のショウガの風味で消し、濃口醤油のうまみを生かした濃厚なスープに、そぎ切りのチャーシューをこれでもかというばかりに散らしていました。肉がご馳走だった世代には夢のようなラーメンで、これが名実ともに長岡ラーメンとして認知されたのでした。
これ以後長岡では青島の醤油ラーメンが他の醤油ラーメンを圧倒しました。現在でも長岡人の舌にしっかり焼きつけて、パブロフの犬よろしく、「青島はうまい!」ってことになってしまって、もうラーメンは青島でなければおさまりがつかない状態が長らく続きました。
現在激戦区長岡といわれるほど、各種のラーメン店が登場してきましたが、こと醤油ラーメンに関しては青島ラーメンを超える醤油ラーメンはいまだにありません。評判の高いいち井にしても、うりはとんこつラーメンと塩ラーメンで、けっして醤油ラーメンではないし、少なくとも長岡のラーメン好きはそう思っているはずです。
結論からいえば、長岡で醤油ラーメン一本で勝負しようと打って出るのはよほどの勝算がなければならないのは、はっきりしています。いわゆるお客が納得できる差別化を図らなければならいわけです。
お店の戦略は質、値段、量、サービス、等々に具体的に現れることになります。たとえば、『ポイントサービスはあるか?いくらでポイントがもらえるのか?、いくつからポイントのサービスが受けられるのか?ポイントは無期限、期限つき?などなど』店の方針をチェックしては、一人悦に入っています。
3月にオープンした「らーめん優」はいわゆるラーメン激戦区に近い左近にあります。近辺にはらーめん処潤宮内店、土佐屋、いち正、宮内駅周辺の青島、ダントツのいち井、再開店の横綱と他にも多くのラーメン店がひしめきあっています。長岡人が好きなラーメンはほぼ出揃った感があって、これらの古参・強豪と競っていくのことの大変さは、素人ながら推しはかれれます。
結論からいって、優はこの激戦区を戦っていくには大いに?がつきます。すべては「うまいラーメン」の一事にかかっているのですが、激戦区で他を圧倒する強烈なうまさがアピールできなければなりません。この優の主力は醤油、そして炙りチャーシューのトッピングから、チャーシューだと思えます。
もしかしたら、醤油のスープはひところはやった無化調、つまり化学調味料を入れないスープなのかもしれません。これはアンチ青島を強く打ち出した姿勢だと言えます。食の安全に意識が向いている昨今、タイムリーですが、無化調のスープはとにかく難しい。うまみやコクをお客の舌に感じさせるにはそれなりの食材と料理の腕前が不可欠です。青島の無化調時代を知っている人はえもいわれぬうまさを知っている人ですが、同時に強烈な臭さも知っている人です。現在では使われなくなった食材もそのころ使われていたと聞きます。こうして生み出されたのが、後に長岡ラーメンとまでいわれることにな青島のラーメンだったわけです。
しかし、このスープは創業者の力量があって初めて可能だったわけで、それこそ毎日仕込みに骨身を削ったわけです。これを解消してくれたのが、化学調味料の大胆な使用でした。
無化調スープは理想です。しかし、野菜のごった煮だか何だかわけのわからない線のぼやけたスープを作っていたのではラーメン店として成り立たないのは目に見えています。青島はもろもろの困難を解決するために、化学調味料を使用したわけですが、大正解だったと思います。しかも、青島の強みは長岡人のラーメンに対する好みをがっちりと把握し、そこから一度としてぶれなかった点にありました。
次のチャーシューということでは、ダントツのいち井の分厚いチャーシュー、古参青島の名物チャーシュー(現在は気のせいかが量が少ないような?)を圧倒しているか、あるいは競えればいいのですが、私見では残念ながら、努力はうかがえるものの青島やいち井に及ばないと言わざるを得ません。とにかく、トッピングの炙りチャーシュー200円には「それはないだろう」と突っ込んでしまいます。このトッピングには目を疑いました。大きさは十分というものの、極薄ハムのようなチャーシューが三枚。あぶるって言ったって、甲斐がないというもの。「一体、真意はいかに」と問いただしたくなるようなトッピングです。前回のチャーシュー麺はそこそこの量だったのですが、今回わざわざ、200円払ってのこのトッピングの内容には質量ともに?!で、がっかりさせられました。もちろん、お店の言い分はあると思います。「あぶりようのチャーシューの確保、あぶる手間暇を考えてくれ」など。あえて言います。客はわがままです。納得させられなかったら1円でも高いのです。あくまでも私の心の中のランキングですが、もうこの時点で、青島、いち井にぼろ負け状態です。
さらに2回目で印象に残ったのですが、麺に関して、細麺でありながら、心なしか芯の残るというか、なにかぱさぱさするのは一体なぜ? 私はつるつるしこしこなのが好みです。これは今までやってきて、麺に関しての修正なのでしょうか?
激戦区での開店はすぐさま人気店との比較されるのが宿命です。もしも、その天秤が人気店に傾いたら、次回足を運んでもらうのは絶望的です。優はそんなラーメン店にはなってほしくありませんし、必ず激戦区を担う一角になっていただきたいです。
追記:私の独断と偏見に満ちた駄文よりも、ずっと公正無私なB’sさんのレポートがありますので、参考にしてください。
これが焼豚らーめん780円。なかなかの量。しかし、青島に勝てるかは現状は限りなく疑問符。トッピングの味玉も漬け込みが足らないせいか味のないものだった。
トッピングプラスなのに、炙りチャーシュー3枚だけ。金額に関しては前回と同額。人は知らないが、私は怒りの疑問符
[CM] 不思議世界をコーディネート『マジシャン カズ』
全米マジック協会会長賞受賞!イリュージョンマジック・ステージマジックからテーブルマジックまでこなす万能パフォーマー。上越を拠点に全国で活動!不思議な世界を演出しイベントやパーティを盛り上げます。
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