0258食-たべる -> 長岡ラーメン
筆者:miki 
2007年2月9日 15時16分
高野家が閉店していました。昨年のことらしいですね。開店したのは2000年12月でしたから、6年ほどになるでしょうか。
初めて長岡に横浜家系のラーメンを出したということで話題になりましたし、当時の評価も高かったですね。私は2001年2月に行っています。そのときの感想は、
聞いていたとおり、ぎらぎらとアブラがスープを覆っています。アブラの量、味の濃さは指定でき、すべて普通にしていたのですが、それでもスープは濃厚をとおりこしてとろとろといった具合です。うまかったのですが、個人的にはちょっと塩っぱかったですね。セルフサービスの水を飲み干して店を出たのですが、すぐに喉の渇きを感じました。
ストレートな麺ですが、ポタージュのように濃いスープですので、たっぷりと麺にまとわりつきます。とにかく重量級。胃にずっしりとした満腹感がこれでもかってくらいにきます。濃厚なギトギトスープを引き立てるためか、チャーシューはきわめてシンプルな塩味でした。海苔をたっぷり載っているのも長岡では目新しいですね。この海苔にも塩味がついているようです。とにかく、インパクトのあるラーメンです。鶏のアブラをたっぷり使っている点では栄華楼に似ていますが、トンコツがたっぷり利いているので、その濃厚さは比ではありません。若者に人気だというそうですが、そうだなあとうなづけます。
というものです。これまでの長岡のラーメンとはちがった、新しいラーメンだということが印象に残ったようです。
開店するや人気店になった高野家ですが、2002年9月に店員の方が辞め、新店舗「濱乃家」を古正寺に開きます。その日にちははっきり覚えていないのですが、2003年には営業していました。さらに2004年1月には川崎に分店がオープンします。
ウワサの宝庫インターネットであれこれ検索するうちに、いくつかの噂が流れていることがわかりました。
「調理師が変わった」「店主が弟子に店を譲った」「店長がオーナーとは別のラーメン道を行くことにした」などなど、口さがない掲示板ではもっとうがった見方をしていたように記憶しています。いずれにせよ、高野家で厨房の中心人物がやめたわけです。
オープンした濱乃家は微妙ながらも、高野家よりもちょっと評判がよかったようでした。これはその頃私がインターネットを検索して見た感想です。私はさほど差がないように思ったのですが、その後何度か行くうちに高野家のお客が少なくなって行きました。もっとも、二軒の濱乃家が押すな押すなかといえばそうではありません。ただ、私が昨年高野家へ行ったときは(何月だったか覚えていませんが)お客はいず、最後まで私一人でした。当然活気などあろうはずがありません。後付けかもしれませんが、「寂しくなったなー」という感想と、同時に「なんだか、味が落ちたなー」という思いを味わいました。
本来ジャンクフードのラーメンを「うまい!」と唸らせるには、浜口親子ではないですが、作り手の気合が大きいのかもしれません。そして残念ながら、高野家はひっそりと閉店してしまいました。出発が華々しかっただけに、いっそうわびしく感じられます。もっとも、閉店は実はかりそめで、近々よりパワーとグレードをアップさせ、再登場してくれるかもしれませんが。
さて、形は濱乃家の一人勝ちですが、ラーメンブームも下火気味のこのご時勢安閑としていられるはずはありませんし、おそらくやり手の店主は数々の秘策をお持ちのことでしょう。
基本的に濱野家は高野家のラーメンの継続からはじまりました。古正寺で開店してすぐ行ったとき、期待感があったせいでしょうか、チャーシューが薄いし、麺も少ないように思いました。
最近2回足を運んだ際には、チャーシューが程よく厚くなっているように思えました。麺に関しては依然として少ないように思えてなりません。特に2回目のときは分量を間違えたのではないかと思うほどちょっちょっと箸を動かしたら、引っかかる麺がなくなってしまったっと印象でした。ちなみに、頼んだのは濱乃家スペシャル800円。でてきたラーメンは海苔でかくれされ、煮卵だけが見えている状態。
「ここにはお宝が隠れているのでは!」期待は高まります。ですが、ややひょうしぬけやたらたくさんのワカメがのっかっているのです。こうした印象を受けたこともあって、個人的にはスペシャルのネーミングはいかがなものかと思います。
店舗名をつけているということは、店一押しの絶対的自信ありのラーメンというはずですし、私なんかは大いに期待します。海苔とわかめが海草同士で重なっているということを見て、がっかりしてしまいました。もちろんどちらもすばらしい食材ですが。
これにくらべると、光龍の光龍拉麺は店名を冠している自信のほどが納得させられる一杯でした。ただ、私には、その時のスープがちょっぴり塩っぱい印象がありましたが。
誰がなんと言おうと濱乃家が実力店であることは間違いありません。あの独特な風味を持つ濃厚なスープは高野家なき今大変貴重な存在です。今後とも旨いラーメンを長岡のラーメン好きに送り届けていただきたいと思います。
初めて長岡に横浜家系のラーメンを出したということで話題になりましたし、当時の評価も高かったですね。私は2001年2月に行っています。そのときの感想は、
聞いていたとおり、ぎらぎらとアブラがスープを覆っています。アブラの量、味の濃さは指定でき、すべて普通にしていたのですが、それでもスープは濃厚をとおりこしてとろとろといった具合です。うまかったのですが、個人的にはちょっと塩っぱかったですね。セルフサービスの水を飲み干して店を出たのですが、すぐに喉の渇きを感じました。
ストレートな麺ですが、ポタージュのように濃いスープですので、たっぷりと麺にまとわりつきます。とにかく重量級。胃にずっしりとした満腹感がこれでもかってくらいにきます。濃厚なギトギトスープを引き立てるためか、チャーシューはきわめてシンプルな塩味でした。海苔をたっぷり載っているのも長岡では目新しいですね。この海苔にも塩味がついているようです。とにかく、インパクトのあるラーメンです。鶏のアブラをたっぷり使っている点では栄華楼に似ていますが、トンコツがたっぷり利いているので、その濃厚さは比ではありません。若者に人気だというそうですが、そうだなあとうなづけます。
というものです。これまでの長岡のラーメンとはちがった、新しいラーメンだということが印象に残ったようです。
開店するや人気店になった高野家ですが、2002年9月に店員の方が辞め、新店舗「濱乃家」を古正寺に開きます。その日にちははっきり覚えていないのですが、2003年には営業していました。さらに2004年1月には川崎に分店がオープンします。
ウワサの宝庫インターネットであれこれ検索するうちに、いくつかの噂が流れていることがわかりました。
「調理師が変わった」「店主が弟子に店を譲った」「店長がオーナーとは別のラーメン道を行くことにした」などなど、口さがない掲示板ではもっとうがった見方をしていたように記憶しています。いずれにせよ、高野家で厨房の中心人物がやめたわけです。
オープンした濱乃家は微妙ながらも、高野家よりもちょっと評判がよかったようでした。これはその頃私がインターネットを検索して見た感想です。私はさほど差がないように思ったのですが、その後何度か行くうちに高野家のお客が少なくなって行きました。もっとも、二軒の濱乃家が押すな押すなかといえばそうではありません。ただ、私が昨年高野家へ行ったときは(何月だったか覚えていませんが)お客はいず、最後まで私一人でした。当然活気などあろうはずがありません。後付けかもしれませんが、「寂しくなったなー」という感想と、同時に「なんだか、味が落ちたなー」という思いを味わいました。
本来ジャンクフードのラーメンを「うまい!」と唸らせるには、浜口親子ではないですが、作り手の気合が大きいのかもしれません。そして残念ながら、高野家はひっそりと閉店してしまいました。出発が華々しかっただけに、いっそうわびしく感じられます。もっとも、閉店は実はかりそめで、近々よりパワーとグレードをアップさせ、再登場してくれるかもしれませんが。
さて、形は濱乃家の一人勝ちですが、ラーメンブームも下火気味のこのご時勢安閑としていられるはずはありませんし、おそらくやり手の店主は数々の秘策をお持ちのことでしょう。
基本的に濱野家は高野家のラーメンの継続からはじまりました。古正寺で開店してすぐ行ったとき、期待感があったせいでしょうか、チャーシューが薄いし、麺も少ないように思いました。
最近2回足を運んだ際には、チャーシューが程よく厚くなっているように思えました。麺に関しては依然として少ないように思えてなりません。特に2回目のときは分量を間違えたのではないかと思うほどちょっちょっと箸を動かしたら、引っかかる麺がなくなってしまったっと印象でした。ちなみに、頼んだのは濱乃家スペシャル800円。でてきたラーメンは海苔でかくれされ、煮卵だけが見えている状態。
「ここにはお宝が隠れているのでは!」期待は高まります。ですが、ややひょうしぬけやたらたくさんのワカメがのっかっているのです。こうした印象を受けたこともあって、個人的にはスペシャルのネーミングはいかがなものかと思います。
店舗名をつけているということは、店一押しの絶対的自信ありのラーメンというはずですし、私なんかは大いに期待します。海苔とわかめが海草同士で重なっているということを見て、がっかりしてしまいました。もちろんどちらもすばらしい食材ですが。
これにくらべると、光龍の光龍拉麺は店名を冠している自信のほどが納得させられる一杯でした。ただ、私には、その時のスープがちょっぴり塩っぱい印象がありましたが。
誰がなんと言おうと濱乃家が実力店であることは間違いありません。あの独特な風味を持つ濃厚なスープは高野家なき今大変貴重な存在です。今後とも旨いラーメンを長岡のラーメン好きに送り届けていただきたいと思います。








