0258食-たべる -> 長岡ラーメン
筆者:miki 
2006年8月24日 3時27分
ラーメンに旬があるとしたら、真夏の盛りこそが塩ラーメンの旬です。肌がちくちくするほどのカンカン照りに、しょっぱい汗がだくだくと流れる猛暑になればなるほど、「うまい塩ラーメンが食べたい」と心から思うのです。
残念なことですが、ラーメン界では塩ラーメンの人気はそれほど高くはありません。主流は醤油、とんこつ。塩ラーメンはどうしても「その他」でひとくくりにされてしまいがちです。
塩ラーメンも他のラーメン同様、片手間に作れるものではありません。むしろ、「塩ラーメンほど難しい物はないのだ」と言われます。塩が過ぎると、口にするのも拷問にすら感じられてしまいます。とにかく、うまい塩ラーメンにめぐりあうのは簡単ではありません。
「いち正の塩ラーメンがけっこうおいしかったよ」と耳にしたので、興味津々、どちらかと言うと半信半疑で出かけました。開店の頃、醤油ラーメンを食べた記憶があったからです。スープは色々工夫を凝らして一定水準をクリアしているものの、麺が私にはちっともおいしいく思われない平打ちなので、「普通の麺にしてくれれば」と思ったのでした。私がこれまでにおいしい平打ち麺に出会っていないことにもあるかもしれません。
「平打ち麺はスープとよく絡む」とも、「茹で時間が短くてすむ」とも言われますが、平打ち麺をうまいと思ったことのない私には、あえて選ぶ必然性が全然理解できないのです。むしろ、単なる目先を変えるためだけに、「平打ち麺にしているのでは」と思ってしまいます。
さて、いち正の塩ラーメンの麺は平打ち麺ではありません。醤油ラーメンはこれまでどおり平打ち麺のようです。また、もっと細い麺を使って昔ながらの醤油ラーメン、いわゆる荻窪ラーメンというのでしょうか、もあるようです。いろいろな試みには頭が下がる想いがします。
いち正の塩ラーメンは結論を先に言えば、総体的に可もなく不可もないラーメンでした。
ブタばら肉のチャーシュー、ミズナ、煮玉子、メンマ、刻み葱がラーメンにのっています。半分にカットされた半熟の煮玉子はなかなかうまく、これはポイントが高いです。青物に従来のほうれん草に替えてミズナを選んだ事に対しては、新しい取り合わせの試みとして拍手を送りたいですね。
チャーシューは大いに問題があります。このブタバラのチャーシューが、厚さも大きさも不揃いなのです。チャーシュー好きの私はがっくりしてしまいました。ぜひ改善してくださるようにお願いしたいです。
ただ、ここまではなかなか得点が高いのです。結局、「はてな?」とさせるのはスープです。背アブラを使っているにしてはさっぱりしています。
「もっと塩が個性を主張し、なおかつ塩カラさを感じさせないスープだったらなあ」が正直な感想です。ただ、これは連日の猛暑のせいで、私に塩分が不足気味だったせいだからでしょう。
こちらの体調のせいで、可もなく不可もないスープと判断されたいち正の塩ラーメンには気の毒ではあります。
ラーメン店「いち正」はメニューからも、研究熱心なことが伺われますし、サービス券に見られるように、さまざまな工夫を凝らされており、今後も有望なラーメン店の一つである事は間違いありません。
残念なことですが、ラーメン界では塩ラーメンの人気はそれほど高くはありません。主流は醤油、とんこつ。塩ラーメンはどうしても「その他」でひとくくりにされてしまいがちです。
塩ラーメンも他のラーメン同様、片手間に作れるものではありません。むしろ、「塩ラーメンほど難しい物はないのだ」と言われます。塩が過ぎると、口にするのも拷問にすら感じられてしまいます。とにかく、うまい塩ラーメンにめぐりあうのは簡単ではありません。
「いち正の塩ラーメンがけっこうおいしかったよ」と耳にしたので、興味津々、どちらかと言うと半信半疑で出かけました。開店の頃、醤油ラーメンを食べた記憶があったからです。スープは色々工夫を凝らして一定水準をクリアしているものの、麺が私にはちっともおいしいく思われない平打ちなので、「普通の麺にしてくれれば」と思ったのでした。私がこれまでにおいしい平打ち麺に出会っていないことにもあるかもしれません。
「平打ち麺はスープとよく絡む」とも、「茹で時間が短くてすむ」とも言われますが、平打ち麺をうまいと思ったことのない私には、あえて選ぶ必然性が全然理解できないのです。むしろ、単なる目先を変えるためだけに、「平打ち麺にしているのでは」と思ってしまいます。
さて、いち正の塩ラーメンの麺は平打ち麺ではありません。醤油ラーメンはこれまでどおり平打ち麺のようです。また、もっと細い麺を使って昔ながらの醤油ラーメン、いわゆる荻窪ラーメンというのでしょうか、もあるようです。いろいろな試みには頭が下がる想いがします。
いち正の塩ラーメンは結論を先に言えば、総体的に可もなく不可もないラーメンでした。
ブタばら肉のチャーシュー、ミズナ、煮玉子、メンマ、刻み葱がラーメンにのっています。半分にカットされた半熟の煮玉子はなかなかうまく、これはポイントが高いです。青物に従来のほうれん草に替えてミズナを選んだ事に対しては、新しい取り合わせの試みとして拍手を送りたいですね。
チャーシューは大いに問題があります。このブタバラのチャーシューが、厚さも大きさも不揃いなのです。チャーシュー好きの私はがっくりしてしまいました。ぜひ改善してくださるようにお願いしたいです。
ただ、ここまではなかなか得点が高いのです。結局、「はてな?」とさせるのはスープです。背アブラを使っているにしてはさっぱりしています。
「もっと塩が個性を主張し、なおかつ塩カラさを感じさせないスープだったらなあ」が正直な感想です。ただ、これは連日の猛暑のせいで、私に塩分が不足気味だったせいだからでしょう。
こちらの体調のせいで、可もなく不可もないスープと判断されたいち正の塩ラーメンには気の毒ではあります。
ラーメン店「いち正」はメニューからも、研究熱心なことが伺われますし、サービス券に見られるように、さまざまな工夫を凝らされており、今後も有望なラーメン店の一つである事は間違いありません。








