0258食-たべる -> 長岡ラーメン
筆者:miki 
2006年7月7日 18時29分
「ブタバラ肉が出なくなったってね」と近所のお肉屋さんが教えてくれました。チャーシュー用のブタバラ肉は一時期品薄になるほどだったそうです。
知人いわく、「同僚が昼飯をラーメンにしようと言わなくなったね」続けて、「ラーメンに飽きたんだよ、化学調味料の単調な味付けだし、大盛りに玉子なんかつけた、すぐに千円どこ行くからね」というのがその弁。
先のお肉屋さんの見方は少しちがいます。「勝ち組みと負け組みがはっきりしたんだ。勝ち組みは押すな押すなの繁盛だけれども、一握りの店舗のことだから、ラーメン全体の総数は下がってしまうのだ」というのです。
確かにブームは終わったか、終わりつつあるのではないでしょうか。過熱気味のラーメンブームに潜んでいた不思議な神通力は消えてしまいました。ラーメン特集といったたぐいのTV番組もめっきり見かけなくなったような気がします。みなさんはどう思いますか。
それにしても、ラーメンは奇妙なものですね。鮨にしろ、フレンチにしろ、修行を積み技量を磨いてこそ、一人前のプロとして認知されるわけです。ことにラーメンに関しては、アマチュアリズムが最後まで鍵となるし、かえって、プロになってしまうと、ラーメンの醍醐味はなくなってしまうのではないかと思います。「ラーメン店主のこだわり」なる代物はプロの料理人としてよりも、「ジャンクフード大好き人間」のこだわりなのであって、人気ラーメン店はそこのところを商売にうまく取り込んでいると思います。
現在諸般の事情で高級化しつつありますが、結局ラーメンの本質はジャンクフードです。その魅力は遊び心と手軽さ、さらに洗練とは無関係なバイタリティーです。本来大人の食べ物でないラーメンが国民食として日本に定着しているわけですが、そのことを考えると興味深いです。ラーメンブームが下火になったというのはこうした本源から逸れてしまったからなのではないでしょうか。
今始めて青島ラーメンを口にしたときの感激がよみがえってきました。メニューがラーメンだけしかないのも驚きの体験でした。二十年程前のことです。
同じ思いを味あわせてくれるラーメンがどこかにあるはずです。「うまいラーメンがあるよ!」の一声を首を長くして待っているのが目下の状況ですね。

上は行列のできる人気ラーメン店の写真です。
入り口わきを改装して、待ち時間を快適に過ごせるようにしています。懐かしいブリキの看板を再現して、三十から四十年代の路地の雰囲気がよくでています。

知人いわく、「同僚が昼飯をラーメンにしようと言わなくなったね」続けて、「ラーメンに飽きたんだよ、化学調味料の単調な味付けだし、大盛りに玉子なんかつけた、すぐに千円どこ行くからね」というのがその弁。
先のお肉屋さんの見方は少しちがいます。「勝ち組みと負け組みがはっきりしたんだ。勝ち組みは押すな押すなの繁盛だけれども、一握りの店舗のことだから、ラーメン全体の総数は下がってしまうのだ」というのです。
確かにブームは終わったか、終わりつつあるのではないでしょうか。過熱気味のラーメンブームに潜んでいた不思議な神通力は消えてしまいました。ラーメン特集といったたぐいのTV番組もめっきり見かけなくなったような気がします。みなさんはどう思いますか。
それにしても、ラーメンは奇妙なものですね。鮨にしろ、フレンチにしろ、修行を積み技量を磨いてこそ、一人前のプロとして認知されるわけです。ことにラーメンに関しては、アマチュアリズムが最後まで鍵となるし、かえって、プロになってしまうと、ラーメンの醍醐味はなくなってしまうのではないかと思います。「ラーメン店主のこだわり」なる代物はプロの料理人としてよりも、「ジャンクフード大好き人間」のこだわりなのであって、人気ラーメン店はそこのところを商売にうまく取り込んでいると思います。
現在諸般の事情で高級化しつつありますが、結局ラーメンの本質はジャンクフードです。その魅力は遊び心と手軽さ、さらに洗練とは無関係なバイタリティーです。本来大人の食べ物でないラーメンが国民食として日本に定着しているわけですが、そのことを考えると興味深いです。ラーメンブームが下火になったというのはこうした本源から逸れてしまったからなのではないでしょうか。
今始めて青島ラーメンを口にしたときの感激がよみがえってきました。メニューがラーメンだけしかないのも驚きの体験でした。二十年程前のことです。
同じ思いを味あわせてくれるラーメンがどこかにあるはずです。「うまいラーメンがあるよ!」の一声を首を長くして待っているのが目下の状況ですね。

上は行列のできる人気ラーメン店の写真です。
入り口わきを改装して、待ち時間を快適に過ごせるようにしています。懐かしいブリキの看板を再現して、三十から四十年代の路地の雰囲気がよくでています。












