うなぎと聞いて思い出すのが、「ヤツメウナギ」です。もう20年以上も前に、父親の子供の頃の記憶(その時で50年位前)から栃尾（半蔵金よりさらに奥の田代）の山奥でヤツメウナギを捕ったという事で出掛けた事がありました。道などが変わり川へ降りる道などもよく分からず、結局は引き返したような結末でした。名前には「ウナギ」と付きますが、分類上はかなり違うみたいですね。Wikipediaには魚類でないとあります。どういう事でしょうか。英語では、lampreyと出ていました。lamには素早く逃げる、preyは餌や食い物にするという意味があるようですが、逃げ足の速い食べ物という意味でしょうか。

うなぎで思い出すことは、前の会社で名古屋のお客様のところへソフトの導入指導で出かけた時、居酒屋で食べたウナギの幼魚です。シラスウナギというそうですが、長岡あたりではあまり馴染みのない食材だと思います。生のシラスウナギは、味自体というより食感が良く透き通っていてきれいです。酒の肴という感じで、ぐい飲みくらいの小さな鉢に入っていて、醤油を垂らし、好みにより薬味を入れて食べたと思います。お客様と一緒でしたが、私が長岡から来たという事で、山本五十六や河井継之助の話をしたのを覚えています。

　SF作家の星新一さんの随筆だったように記憶していますが、同業者（筒井康隆さんだったかな？）とヨーロッパに旅行した際、シラスうなぎの料理が気に入り、食事のたびに注文していたそうです。
　日本では一般的ではないようですけれど、地中海とかギリシアとかではシラスうなぎはおなじみみたいです。