0258学-まなぶ -> 先人の知恵
筆者:NO
2006年8月10日 13時24分
私の通っていた小学校は児童の数が少なく、給食は「ランチルーム」と呼ばれる場所で全校児童が学年ごとに決められたテーブルで食べていました。一緒に食べる先生が担任以外にもう1人いて(校長先生や教頭先生や事務の先生、用務員の人等)、週ごとに違う学年と一緒に食べていました。
私が小学2年の時、給食の時間に教頭先生に、「親指を1、人差し指を2、中指を4、薬指を8、小指を16とし、あとはこの数字を足していき、1~31までの数字を数えてみなさい。」と言われ、皆で遊び感覚で覚えました(例えば、グーは0、チョキは6、パーは31)。その時、教頭先生に「これはいつか役に立つから覚えておきなさい」と言われ、当時はこれに何の意味があるのかわかりませんでした。
そして何年か過ぎ、授業で2進数を習ったときに、担当の先生が雑談交じりに「これは指を使って表すことができます。親指を1とし、人差し指を2、…(以下上記と同じ)。例えばチョキの場合、10進数だと「中指の4」と「人差し指の2」で6になりますが、折り曲げた指を0、伸ばした指を1と考えて、数の大きい小指から親指にかけて見ていくとチョキは「0,0,1,1,0」になります。つまり、「10進数の6」は「2進数の110」になりますね。」と言われ、あの時教頭先生が教えてくれたのは2進数の覚え方だったんだと知り、2進数の概念はともかくとして、計算がとても簡単に感じるようになりました。
今でもコンピュータの概念として2進数が出てきたとき、桁の大きいのは無理ですが、簡単な2進数計算なら、手を使って計算しています。勉強の暗記と違い、遊び感覚で覚えたものはなかなか忘れないものですね。もし授業の一環としてこの方法を習っていたなら、覚える気にもならなかったんじゃないかな、と思います。
私が小学2年の時、給食の時間に教頭先生に、「親指を1、人差し指を2、中指を4、薬指を8、小指を16とし、あとはこの数字を足していき、1~31までの数字を数えてみなさい。」と言われ、皆で遊び感覚で覚えました(例えば、グーは0、チョキは6、パーは31)。その時、教頭先生に「これはいつか役に立つから覚えておきなさい」と言われ、当時はこれに何の意味があるのかわかりませんでした。
そして何年か過ぎ、授業で2進数を習ったときに、担当の先生が雑談交じりに「これは指を使って表すことができます。親指を1とし、人差し指を2、…(以下上記と同じ)。例えばチョキの場合、10進数だと「中指の4」と「人差し指の2」で6になりますが、折り曲げた指を0、伸ばした指を1と考えて、数の大きい小指から親指にかけて見ていくとチョキは「0,0,1,1,0」になります。つまり、「10進数の6」は「2進数の110」になりますね。」と言われ、あの時教頭先生が教えてくれたのは2進数の覚え方だったんだと知り、2進数の概念はともかくとして、計算がとても簡単に感じるようになりました。
今でもコンピュータの概念として2進数が出てきたとき、桁の大きいのは無理ですが、簡単な2進数計算なら、手を使って計算しています。勉強の暗記と違い、遊び感覚で覚えたものはなかなか忘れないものですね。もし授業の一環としてこの方法を習っていたなら、覚える気にもならなかったんじゃないかな、と思います。